睡眠リズムと体内時計のはなし

睡眠リズムと体内時計のはなし (SCIENCE AND TECHNOLOGY)

著者の先生は何度かシンポジウムなどでお顔を存じ上げているのですが
いやぁ奥様とのいきさつがここに書かれていようとは（苦笑）。

私自身は基本的にマクロ系の人間なので、
遺伝子云々とかタンパク云々とか苦手なのですが
それなりにさら〜っと読めました。
まぁそれでもミクロ系の部分は結構苦痛でしたが・・・・。

興味深かったのは細胞や器官にも体内時計があって
それらを利用して薬や抗がん剤の投与を調節することで
有効に薬を効かせようとする時間薬理学の話。
とりあえず遺伝子治療よりもこちらの方が割と手っ取り早く
治療効果が上がるのでは？と思ったのですが
臨床では実際問題どうなんでしょうね。
看護師や医師、薬剤師などの負担が大きくなりそうですからね。

★★★☆☆