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星の王子様(再読)

星の王子さま―オリジナル版

星の王子さま―オリジナル版

「サンテクジュペリ機を撃墜」元独軍パイロットが証言

3月16日1時30分配信 読売新聞


 【パリ=林路郎】仏誌フィガロ(週刊)などは15日、第2次大戦中、連合軍の偵察任務でP38戦闘機を操縦中に消息を絶った童話「星の王子さま」の著者アントワーヌ・ド・サンテグジュペリ(1900年〜44年)について、同機を「撃墜した」とする元ドイツ軍戦闘機パイロットの証言を伝えた。


 元パイロットは、ホルスト・リッペルトさん(88)。44年7月31日、メッサーシュミット機で南仏ミルを飛び立ち、トゥーロン上空でマルセイユ方向へ向かって飛んでいる敵軍機を約3キロ下方に発見。「敵機が立ち去らないなら撃つしかない」と攻撃を決意。「弾は命中し、傷ついた敵機は海へ真っ逆さまに落ちていった。操縦士は見えなかった」と回想している。


 敵機の操縦士がサンテグジュペリだったとはその時はわからず、数日後に知った。リッペルトさんは、「あの操縦士が彼でなかったらとずっと願い続けてきた。彼の作品は小さいころ誰もが読んで、みんな大好きだった」と語っている。


 サンテグジュペリの操縦機は2000年に残骸がマルセイユ沖で見つかったが、消息を絶ったときの状況は不明だった。仏紙プロバンスによると、その後テレビのジャーナリストとして活動したリッペルトさんは友人に、「もう彼のことは探さなくてもいい。撃ったのは私だ」と告白したという。

そんなわけで、ちょうど手元に本があったので読んでみました。


私が星の王子さまを手に取ったのは、たぶん小学生の時。
祖母の家にあった、本が最初でした。
小学校低学年にはちょっと難しかったみたいで
内容は覚えていなかったけど、あの「ウワバミ」の絵のあたりで
断念した記憶が・・・・。
でも私が「星の王子さま」を思い出すとき、必ず頭をよぎるのは
大人たちがぺちゃくちゃ話している傍らで
祖母の家にはもうない、古い棚の引き出しから
この本を見つけ出すときの映像だったりします。
この本と一緒に入っていたのはいやいやえんだったなぁ。


そしてその後、サン=テグジュペリ生誕100年記念のオリジナル版が出て
今手元にあるのはそのオリジナル版です。
このオリジナル版を読んだ時も、さらさら〜っと読んでしまって
結局どういう内容だったのかあんまり覚えてなかったのですが・・・。


キツネとの会話の中で、飼いならす=仲良くなるは
「ちょっと違くない?」とは思いましたが
飼いならさなければ、王子様とキツネは
単にどこにでもいる人とキツネでしかないけれど
飼いならせば(=仲良くなれば)お互いにとってかけがいのないものになる
っていうのが「おおおおおお」と思ったりしました。


あと

心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ

というキツネのセリフにじーんときました。
キツネ、賢者のようだ・・・・。
自分が嫌な人間になりそうな時、読んで歯止めになってほしい一冊です。