めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

がん遺伝子の発見

がん遺伝子の発見―がん解明の同時代史 (中公新書)

がん遺伝子の発見―がん解明の同時代史 (中公新書)


生物系なのに、DNAとかミクロな部分にほとんど関わらなかったここ8年。
それではさすがにまずいと思って、
最近ちょくちょくこういった本を読むように心がけています。


日進月歩の生命科学の世界で古すぎかな?と思いましたが
それこそ本当にがん遺伝子の発見から
みつかった遺伝子をどのようにして今後の治療に生かしていくかまで、
丁寧に書かれていて面白かったです。
生物やったことがなければ眠くなるかもしれませんが
全体的にわかりやすいし、生命科学のエキサイティングさが伝わる本です。
研究の世界におけるゴシップに近いような話題もあるし。


といいつつも、病院とかの待ち時間用に携帯していた本だったので
飛び飛びになって読むのに相当時間がかかりましたが・・・。


でも今日読み終わって
「がん遺伝子の発見も、PCRも、何もかも最後のこのためか!!」
と目からうろこの最終章でした。
こんな風に症例報告できるってある意味幸せなことかもしれないし
それをちゃんと論文にして投稿できるってさすが科学者だと思います。


どんな最終章かは読んでからのお楽しみです。
もう一度、じっくり読み返したい本でした。


★★★★☆