めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

身近に感じる宇宙(振り返り)

 そんなわけで、終了しましたでっかいイベントが。本当は当日だけのはずでしたが、諸事情によりがっつりイベントに食い込みました。「お、終わらない・・・これじゃまずい」と食い込んだイベントでしたが、本当にこれでよかったのかはわかりません。もしかしたら、ここで伸びるかも知れなかった芽を私のあくの強さが積んじゃったかもしれませんからね。でも悠長なことを言っていたらここまで持ってくることもできませんでしたしね。ま、その良しあしの判断は、のちのちの振り返りやら何やら、近くか遠くかともかく未来に任せましょう。

 某S先生ではないけれど「何を持って成功と定義するのか」っていうのは、教育プログラムでは難しい問題だと思います。企画・実行側がひとつでも得たものがあれば成功なのか、イベントに足を運んでくださった方にひとつでも得るものがあれば成功なのか、両方なければならないのか、それとも・・・。うーん、難しいですね。個人的には実行者にとってはイベントまでのプロセスと、来場者の評価が成功を左右する指標かと思いますが、来場者にとっては結果がすべてですからね。

 でも、私が今回得たものはたくさんありました。小グループと大グループで動くこと。新しい人に楽しんでもらうこと。楽しんでもらうだけじゃなくてちゃんと経験してもらうこと。その経験がいいものであるって思ってもらえること。あとは心配するだけじゃだめで、「転ばぬ先の杖」的なシステムを可能な限り作っておくこと。

 改善しないといけないなぁと自分自身が思うことは、結局見てられなくて手を出してしまうこと*1。それでイベント的には助かったこともあったのかも知れないけど、人材育成って観点では意味をなさない。やっぱり人生は一生勉強だなぁと常々思います。

 わかったことというか再確認したことは、ともかく私は前に出てくるような広報的なことも好きだし、地道な裏方の作業も好きなんだなぁってこと。ゼロから何かを作り上げるよりも、枠のある中で最大限のアウトプットを出すことの方がたけていること(つまりは創造性とか独創性はない)。派遣先のボスは、やっぱりいい人だってこと。私の環境が恵まれてるっていうこと。

 本日、職場に行ったらボスは「テレビ見たよー、よかったねぇ」と笑顔で報告してくださいました。直属上司は当日いそいそと息子を連れてやってきてくれ、クマムシを見て満足し、「いやー頑張ってるね」とホクホク顔。さらに上司その2は「ねえねえ、そんなに頑張って仕事なくなったらぱったりいかない?」と心配顔。秘書さんたちも「へえ・・・大変そうですけど面白そうだしよかったですね」とちょっと興味あり。

 話を聞く限り、「主たる仕事(=研究)に支障でるんじゃ?」とか「意味あるの?そんなこと」とか「実験さえやればいい」と、かなり制限された中で動いているSAもいる中、この好意的な環境は早々ないらしいとようやくわかってきました。

 「こうやってあなたが外に出てくれることで、分野のいい宣伝になって、将来的にはいい人材がくるきっかけになるからどんどんやってください。むしろやってくれてありがとう。」そういってくれるうちのボスは、太っ腹です、本当に*2。「うちは誰に見られても、どこに出してもはずかしくない研究してるから。」そう言いきれるだけのものを構築してきた実績にも、もう頭が上がりません。広報の大切さをちゃんと理解しているだけではなくて、こういった経験をすることで、人間的な幅が広がったり、仕事の処理能力が上がったり、他の分野を知ることができる・・・得られる様々なメリットを、うちのボスはちゃんと理解してくれているから、SAやってもちゃんとノルマさえ達成していれば何も言わないどころか喜んでくれる。恵まれてます本当に。それと同時に思うように活動できない人を思うと心が痛いです。確かに業績&研究あってのSAですからSA活動ばっかりやっていたら本末転倒です。でも最初は本来の仕事に支障が出るかもしれませんが、「先のことを思えば、マルチタスクで動けるようになる人間になってくれるだろうから」と我慢してほしいなぁ。そんな太っ腹なボスはなかなかいないんでしょうかね。

 ともかく、というかとりあえず最後に、SSA様と同じく、これだけは声に出して叫びたい。

 頑張ったよ、私たち!!(色々とね・・・)

*1:今回はサポートに徹すると心に決めたのになぁ

*2:でも覚えてないんだろうなぁ、言ったこと。