めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

RNAをパズルにしてみました

 イベント用に、RNAをパズルにしてみました(下半分)。

 がっちりと2重らせん構造をとるDNAと比べて、1本鎖のRNAは色々な形をとるので、それを何とかしてパズルにできないか・・・と、ない知恵ひねった力作です。最初は段ボールでジグソーパズルのように噛む構造にしようと思ったのですが、子ども向けのパズルに段ボールを使うのは手が切れたりして危険だろう、だったらフエルトの方が加工もしやすいし、見た目もかわいいし・・・。ということで、こういう形になりました。

 青とオレンジ、緑と黄色がそれぞれ対応していて、折りたたんだフエルトの先についているスナップボタンの大きさもそれぞれ違くなっています。つまり物理的にも青はオレンジ以外と、緑は黄色以外とはくっつかない構造になっています。毛糸でつなげてあるので、色々なところとくっつきます。一応コドンにしてみたのですが、子ども向けには「3つセット」っていう概念はちょっと難しかったようで、今後どこかで使う際には要改善かなと思います。なぜコドンにしたかというと、つなげる際に3つのコドン(システイングルタミン酸フェニルアラニン)の組み合わせで、とってほしかった構造が全部とれたんですよね。考えるのも楽だったし。まぁそれがあだとなったのですが・・・。

 そういえば、この相談をしたとき、某N様に「ボタンとか使うといいよ」と言われたのですがうまくイメージがつかなくていったん私の中ではボツになったのです・・・。あれやこれやとアイデアを出し合う過程で、「あ、N様が言っていたのはこれのことか・・・」と思った次第です。もう少し早く気がついていれば、直前にみんなでフエルトと針と糸とスナップと、格闘することもなかったのになーなんて思いましたが、まあいい思い出&経験ということで・・・・。でも可愛くて、我ながら自信作です。コドンはつなげた方がもっとよかったかな。でもホチキス使うのも子どもの指に刺さりそうでためらわれたしなぁ。糸で縫いつけちゃえばよかったのか。

 ちなみに右上にあるX型をしたモノは、毛糸で編んだ染色体のモデルです。毛糸で編んだので、ちゃんとほどけるんですよー。mix毛糸を使うとかなりそれっぽい感じです。こちらは夏休みに自主企画をやった友人のアイデアを拝借して、フエルトちくちく班の横で編みました。