めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

成功するNPOの条件

非営利という言葉に振り回される人たち
ボランティアという認識の勘違い
お金では動かない人たち


INSIGHT NOW!より。
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 最近思うのですが、大学って運営がうまくないよな、と。巨大な研究資金が投入される大型プロジェクトですが、研究資金が得られる間はいいけれど、その後どうするかとなった時、運営のプロが入っているわけではないから大抵がとん挫する。研究費が得られている間に、プロを雇って運営面でがっつり組んでおけばいいのに、と思うこと多々。営利ではないからこそ、そういう視点って重要なんじゃないかなと思います。確かに、教育って目に見える形で利益が出るのが10年後20年後とかで、非常に評価がしにくいところがありますが、そういった点も考えて、大学関係者以外の運営やマネジメントっていうのを取り入れてもいいと思うんですよね。独法化されてこれからどんどん、そういう視点が入ってくると思いますが、成果が目に見えることが10年20年かかる、ということを言い訳にしてはいけないと思う。10年20年かかるからこそ、その間にやるべきこと、継続するための運営っていうのを考えなきゃいけないんだと思う。

 10年後の利益(=研究成果)を見つめて、資金を持ってくるだけじゃなくてマネジメントするうちのボスは、やっぱり凄い人だなぁと思います。私が今の状態にあるのは、15年前まかれた種のおかげですからね。そして種をまくだけじゃなくて、ここまで育てられるうちのボスたちには本当に脱帽です。そういう姿を見ているからこそ、私には1つのラボを運営する力は、ないんだと思いました。