めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

2001年にタイムスリップ

 Google様が10周年を記念して、2001年時点でのGoogle検索結果が見られるようになっています。URLはこちらをクリック。でてくるHPはこんな感じ。

 で、今のGoogle様はこんな感じ。

 何が面白いかって、2001で調べると、昔のHPのキャッシュらしきものが見られるんですよ。どーなってんだか、コレ。というわけで、色々やってみましたよー。いやー面白いです。

 某O先生の昔のHPで昔の写真見ちゃったりとか、今のラボの昔のHP見ちゃったりとか、出身大学の昔の懐かしいトップページが拝めたりとか。2001年くらいって、今は綺麗な大学HPも、結構手作り感いっぱいだったりするんですよね。HP持ってるラボとかまだまだ少ない時代だったし。なんかその手作り感がほほえましい〜。そして、その頃からHPが充実しまくっていた現在のラボには恐れ入ります。2001年といえば、まだ学部生だったのですが、情報の授業とかで使いまくった母校のHPそのまんまが出てきて涙ぐみました。出身学部のページも「あー!!こんな感じだった!!」みたいな。母校のトップはまあまあでしたが、学部は手作り感いっぱいでした。当時からほとんど進化していない、出身ラボのHPはどうよ・・・と思ったりするのですが(苦笑)。

 7年たって、当時自分が思い描いていた道とは全く違う道を歩んでいる気がします。7年後なんて、ものすごい大人じゃーん、結婚くらいしてるかもーとか思ったけど、全然まだまだだし(笑)。あ、でもバリバリ研究しているっていうのは、多少想像には近いかなぁ。もっと白衣着て試験管振り回していると思っていましたが。でも、あの頃いっぱいいっぱいで、色々な意味で余裕がなかった自分が、ここまで来ることができたんだって思うと、いい7年間だったんじゃないかなと思います。

 7年前といえば、大好きだった某武道をやめようと思っていたんですよね。いくら頑張っても体力ないから他人より上達スピードも遅いし、ガタイのいい人に勝てないし、いくら稽古以外の事務雑用やっても慣例的に女子は部活のトップになれなかった。とりあえず黒帯はもうとっちゃったし、先が見えなくて頑張っても仕方がない気がして、私いる意味あるのかな?と、もうやめちゃおうかなぁと思っていました。そんなとき、私の尊敬する師匠と飲む機会が本当にたまたま、あったんですよね。全く何も知らないはずの師匠は、私に言いました。

 「お前みたいな小さい奴が、うまくなってガタイのいい奴に負けないようになれば、この武道の強さを認めてもらえると思うんだ。ガタイのいい奴が強いなんて当り前じゃないか。体が小さいからこそできることがあるんだよ。」*1

 家帰って泣きました*2

 この時の師匠との飲み会は、間違いなく私のターニングポイントでした。7年間頑張ってきた裏には、いつもこの言葉があった気がします。傍から見たら不思議な道を歩んでいるし、変わり者かもしれないけど、私は私でいいし、そういう自分にしかできないことがきっとある。自分のコンプレックスは長所にもなりうる。まー拡大解釈し過ぎな部分はあるかもしれませんが、いい意味で力が抜けたと思います。

 その後、某武道をしっかりつづけ、弐段も無事取得し、「あり得ないだろう」と言われた幹部三役にも40年の歴史の中で初めて就くことになりました。あの飲み会がなかったら、その後の私はいなかった。その時はターニングポイントなんて考えもんしなかったけど。

 私は、自分の師匠のこの一言に救われたから、もしかしたら私の一言で人生いい意味でも悪い意味でも変わる人がいるかも知れない。そう思うと、言葉は慎重に選ばないといけないなと思ったりする今日この頃です。2001年へのタイムスリップ、なかなか面白いですよ。

*1:要約ですが

*2:当時から泣き虫です。てへ。