めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

ヴィルヘルム・ハンマースホイ展 静かなる詩情

 国立西洋美術館にて。2008年9月30日(火)〜12月7日(日)。公式HPはこちら。

 あまり知らない画家だし、今回は別に行かなくてもいいかなぁと思っていたのですが、西洋だし・・・と行ってきました。

 行って正解でした。

 すっごいよかったです。というか私好みの絵でした。静謐な室内画。音のない風景画。今まで知らなかったのがホント惜しいくらいです。大抵の人はあまり知らないハンマースホイ展よりもフェルメールと大琳派展に行くだろうとの予想通り、フェルメールとかに比べればそれほど混んではいませんでしたがあまり日本で有名でないという前評判というか、但し書き?にしては人がいた気がします。今回の上京では最後の特別展だったのと、知らない画家なので音声ガイドは借りました。が、結構こちらもよかったです。西洋の音声ガイドは安心できる〜。

 周りの音や声も気になりましたが、音声ガイドの最後にはテーマミュージックが入っているので、ガイドのない部分ではそれを聞きながら。うーん、いいですね〜。しかも今回は画像も表示できるタイプだったので、風景画と合わせてモデルの場所の現在の様子とかもわかってよかったです。

 個人的には、どの絵も「ほしい!!」と思うくらい良いものだったのですが、あえて1枚選ぶなら、青空が描かれた風景画でしょうか。陰鬱とした人を寄せ付けない今までの絵とは違って明るい幹事の絵です。どこかまだ人を寄せ付けない感じはあるのですが・・・。

 今回特別展は非常によかったのですが、常設ではエル・グレコにも、悲しみの聖母にも、ルオーにも再会できませんでした・・・。うう。悲しみの聖母にも会えないなんて・・・。