めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密展

2008年10月7日(火)–12月14日(日)宮城県立美術館にて

 久々の美術鑑賞。久々の穏やかな時間。本当は仕事がたまる一方なので時間がいくらあっても足りないのですが、あせってもいいことはないので、しばし心の栄養補給。お陰で学位論文の直しもとりあえず終了☆

 静物画は好きでも嫌いでもないのですが、ここまで一同に会するとすごいなあと。展覧会の構成は以下の通り。

第1章 市場・台所・虚栄(ヴァニタス)の静物
第2章 狩猟・果実・豪華な品々・花の静物
第3章 宗教・季節・自然と静物
第4章 風俗・肖像と静物

 そんなわけで、ひたすら静物画でございます。最初は、解体された牛の絵とか、貝の絵とか、どくろとか「あ〜静物画ってこんなのもあるんだよな・・・」という絵が続きました。そのあと料理とか。で、ようやく私も比較的好きな花の静物画になり、最後の章に「薔薇色の衣装のマルガリータ王女」があります。

 このあたりの絵画はあまりよくわからないので、「あー」とか「うー」とか「これはちょっとなあ」とか心の中で思いながら見るだけです。だってわからないんだもん・・・・。ただ、ちょっとしたモチーフに寓意が隠されているのでわかれば面白いんだろうと思います。なんか、やっぱり花の絵を見るとほっとします。この中で1枚買うなら、ヤン・ブリューゲル(父)の《青い花瓶の花束》かなあ。

 内容に関してはこちらのサイトが詳しいです。それにしても東京と地方都市で400円も入館料が違うのね・・・。県立美術館にしては、混んでいる方だったと思いますが、それでも東京都内の美術館と比較したらちょろいちょろい。必ず稼げるところで稼げ、ということでしょうか・・・・?

 ちなみに小企画展「絵本原画の世界〜宮城県美術館のコレクションから〜 」もなかなかよいです。