めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

銀座の女社長が教える ハッタリ!営業術

41986206791人で10人分の売り上げ達成! 『銀座の女社長が教える ハッタリ!営業術』
臼井 由妃
徳間書店 2005-09-22

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 というわけで、こちらも印象に残ったことを羅列。

・笑顔で前を向いて、背筋を正して元気で向かっていけば、きっと誰かに喜んでもらえる。
・成功へ向かっていきたいと願う人ならば、いつも気をつけなければならないことがあります。それは、あの時動かなかったために、自分はチャンスをみすみす逃してしまったのではないか。あるいは、今動かないことでチャンスを逃すのではないかという視点。
・その場の空気をよくして、自分も気持ちよく仕事ができるのは、まず挨拶が上手になること。お金がかかるわけじゃないし、特別な技術が要求されるわけでもありません。
・言葉には「言霊」というものがあって、心から発する言葉は相手の魂に影響を及ぼす
・演じるというと、ハッタリだとか嘘だとか思われがちだけど、ひとはだれしも自分をよく見せようと思うはず。大げさな演じ方じゃないけど、人間はいろんな魅力があった方がいいと思うから、その点でも演技は必要じゃないかなあ。
安藤優子さんのキャラクターを取り入れ、商談に入ると、相手がことのほかスムーズに話を聞いてくれるようになりました。
・無駄な話はしない。商談の最初と最後は握手。カメラ目線同様、相手の目を見ながら話をする。ファッションは紺、白系のパンツスーツ中心。でも、ポイントの目のメイクはこってみる。口元には静かな微笑みをたたえて。
・コンプレックスがある人間の方が、最後は勝つと私は思っています。
・斬新なアイデアを出す人→公私を問わず人に恵まれている。人好きってこと。
・聞き出し上手、乗せ上手、乗せられ上手、引き出し上手、決め上手
・人との交際を大切にしない人には、ツキはやってこない。ツキの多くは、人間関係からもたらされるものだからです。
・成功者に共通すること→他人の悪口は言わないこと
・ツイてない人に共通すること→グチ、悪口ばかりをいうこと
・賢いセールスウーマンは「バリキャリ」じゃなくて、「可愛げ系」を売りにしましょう。
→自然に周囲の人が「何かしてあげよう」という気持ちにさせる雰囲気。バリキャリだと近づきがたいから。異性に好かれるよりも同性に好かれる方が大事

 うーむ。今朝までは私は自分が営業に向いてないと思っていたのですが、この本を読んでちょっと変りました。私、見知らぬ人に売り込むことって苦手なんですよね。売り込む相手にちょっとでも知っている人がいればいいんですけど。でもそんなのは結局私の嫌いな「いい訳」でしかなかったんだ、とこの本を読んで思いました。人間がんばればどうとでもなるんだなーって。頑張ってみよう。

 昔、学部時代の指導教官に「君は理由をつけて逃げる癖がある。逃げるな。」と言われたことがあります。私は口が達者でいい訳がたつので、なんだかんだいって正面から立ち向かうことを逃げることが多かった。この指導教官とは当時は色々折り合いが悪かったので*1心の隅でちょっと嫌だなーって思っている部分があったのですが、やっぱり数え切れないほどの学生と接しているだけあって、ごまかせない部分はありましたね。思い込みも激しかったですが、この言葉だけは忘れない。

 そんなわけで、何かやろうとすると、この指導教官の「逃げるな」の言葉がリフレインします。いつも頭でっかちで、理論ばかりで、本読んでそれで知ったかぶりだった私が、「ともかく、経験してみないと、足を突っ込んでみないと、動いてみないと。」と思うようになったのは、この指導教官の言葉が一つのきっかけでした。時々及び腰になるたびに、この指導教官を思い出します。ちょっと癪だから(苦笑)、思い出さないように「逃げるな」って言われないように、まだまだ行動しないといけないことはたくさんありますね。向いてないなんて、単なる逃げのいいわけですね。人間変われるもの。「ikura_chan、変わったね、本当に数年で化けたね。」と大学・大学院修了時の両方で言われたから、きっと大丈夫。

 ともかく笑顔ですね。可愛げあたりのところは私が思うのと一致かなと思います。女を売るわけでもなく、捨てるわけでもなく、自分自身が一人の人間としてちゃんと認められるだけの仕事がしたい。それは、きっと私の中で変わらない「想い」だと思います。

 でもこれ、男性向けに書かれた営業本なんですよね・・・。そういう意味ではちょっとなんか中途半端な感じはしました。

*1:勝手に「何を言ってもへこたれない」と思われて結構ひどい扱いをされた。