めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

恋する天才科学者

4062144395恋する天才科学者
内田 麻理香
講談社 2007-12-20

by G-Tools

アイザック・ニュートン―女嫌いでケンカ好きの「政治屋」科学者
ハンフリー・デーヴィ―異例の大出世、でも嫉妬に狂ってしまった美形化学者
マイケル・ファラデー―大科学者なのに清廉潔白、実は…?
ニールス・アーベル―少女漫画のヒーロー的な数学者
チャールズ・ダーウィン―親のすねかじりの「家康的」野心家
エヴァリスト・ガロア―絶望に縁取られた「間男」な天才美少年
アンリ・ファーブル―元祖「昆虫くん」で超一級サイエンスライター
アルフレッド・ノーベル―生涯独身・でも女に彩られたノーベル賞設立者
南方熊楠―日本のレオナルド・ダ・ヴィンチ、奇人ぶりも超人的
アルベルト・アインシュタイン―女グセが悪い暴言家
ニールス・ボーア―心ここにあらず、でも物理学界でも家庭でも良きパパ
エルヴィン・シュレーディンガー―科学界の光源氏
ヴォルフガング・パウリ―機械を壊す名人で「物理学界の良心」
ヴェルナー・ハイゼンベルク―稀代の大嘘つきか、単なる不器用なイケメンか
ロバート・オッペンハイマー―栄光と苦悩を一身に受けた「原爆の父」
リチャード・ファインマン―「永遠の少年」の魔術師

 最初は色々理由があって職場においてあって、昼休みにちょこちょこ読もうと思ったのですが・・・持って帰ってきて一気に読んでしまいました。面白かったー。個人的には、うーん、ビジュアル的に「これ!!」という好みの人はいなかったなあ。エピソードでいえば、ファインマンさんの話は泣けました。

 でてくる科学者が物理学者が多いので、高校時代は必修の物理が赤点すれすれ*1、数学も赤点すれすれで母校には化学&生物の選択で滑り込んだ*2私には「物理学者ばっかりなんてハードル高いかも・・・」と思っていましたがそんなことはありませんでした。むしろ、ファインマンさんの本を読みたくなりました。ファインマンさんの本を皮切りに私も物理に美学を感じてみたい〜。

 それにしても、天才も普通に人間なんですね。なんだか愛着わくなあ。ニュートンなんて、トリニティ・カレッジ見学したときに像があって「わーもはや聖人?」とか思ったんですけど、やっぱり人の子。そして奥さんたちも面白くて個性の強い人たちばかり、っていうかなんか美人も多いみたいだから、いずれ伝記がある人の分は伝記も読んでみたいなーと思います。

*1:高1で物理と化学が必修

*2:必修の英語にプラスして数学・理科3教科・国語の中から2教科選択受験だった