めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

人に感謝する

 明日は、ある意味人生の頂点のひとつでもあり、ひとつの区切りでもある受賞講演があります。今の就職先の好意もあって勤務時間中ですが出させてもらうことに。とはいえ、受賞先と結構関わりがあるからここで断っても会社自体を白い目で見られてしまいますが(苦笑)。そして先輩たちが見にくるそうだ・・・。

 自分が学生時代にやった研究に対しての受賞ですし、それを受けての招待講演なので、職場については表題に現所属をかく程度で、いかに私の過ごしたラボが素晴らしいか、最後に褒めちぎる予定です。それは誰が見にこようが嘘偽りない話だし、本当に私自身の力だけでとれたものではないので、そこは絶対に強調したい。現在スライド原稿作成中ですが、基本的にこの2週間というもの謝辞しか考えておりません。っていうか、詰め込み過ぎて規定時間内に終わるのか心配だー。

 さて、私は「恩師だ」と思う人が数名いるのですが、どの方をとっても、その出会い方でなければ恩師と呼べる存在になってなかったと思います。研究以外でラボの教官に会っていなかったら恩師と呼べなかったと思うし、某O先生にSAやCOEではなく研究で出会っていたら、あれほどまでに影響を受けることもなかったでしょう。合気道の師範に合気道の師範として出会っていなかったら、合気道自体を続けることはなかったと思います。運命とか偶然とかそういうのってどうかなあと思いますけど、あの出会い方での出逢いがなければ、恩師だと思うこともなかったし、今の私がなかったと思います。だから、きっと数々の出逢いは必然だったのでしょう。良い出会いだけじゃなくて悪い出会いも。そういう「あの人たちのおかげで今の私がある」と言い切れる出会いが、たくさんあったこと自体が幸せなことなんでしょうね。

 そういう話をしてたら、「ikura_chanのそういう『恩を受けたら素直に感謝する』っていいよねー」ととある友人に言われました。うーん、そうかなあ。

 でも、私がこんなにポジティブに他人を評価するようになったのは、やっぱりポジティブに周りを評価する友人を見て「あ、いいな、こういうの」「こういう風に言い続けてる人と仕事したら、すごい感謝されそうだし、仕事終わったら達成感なるだろうな。」と思ったからでした。いくら他人をけなしても、けなせるだけの人間性や才能が私にあるかと問われたら、それはない。私は神様じゃないから。だったらやっぱり、嫌いな人は仕方ないけど、好きな人のことは周りにポジティブに伝えたいなーと思ったのです。そうすると、やっぱり自分も幸せになるし周りも幸せな気分になってもらえると思うんですよね。ぐちばっかりだった、昔の自分への反省も込めて。