デジタルネイティブが世界を変える 栗原 潔 翔泳社 2009-05-14 by G-Tools |
第1部 ネット世代登場
第1章 成人になったネット世代
第2章 ビット漬けの世代
第3章 世代の特性―ネット世代の八つの行動基準
第4章 ネット世代の頭脳第2部 既成制度を変革する
第5章 教育を再考する―ネット世代における教育
第6章 人材管理を再考する―職場におけるネット世代
第7章 Nフルエンスネットワークとプロシューマー革命―消費者としてのネット世代
第8章 新しい家に勝る場所はない―ネット世代と家族第3部 社会を変革する
第9章 オバマ、ソーシャルネットワーク、市民参加―ネット世代と民主主義
第10章 世界を根本的に良い場所に
第11章 未来を守る
自分自身がデジタルネイティブか?と言われたらその世代よりは少々上かも知れない。周りを見ても、同世代でデジタルネイティブ並みにテクノロジーを使い倒している人は少数で、むしろ「なんだかわからないから」と敬遠している人も多い気がする。まあ個人的には「テクノロジー(=技術)は使いこなしてナンボ」と思っているので、私はそれなりに同じ世代では使いこなせている方かも知れない。だって便利な道具があれば使った方がいいじゃないですか。もちろん、ネット関連はセキュリティ上気をつけた方がいいことはたくさんありますが。あと、こういった便利ツールを使ってグループで仕事をする場合、もちろん「実際会う」ということも大切なのですが、忙しい昨今、「実際会って確認すること」を事前にまとめておいて双方確認したほうが効率的じゃないですか。
実際、様々なプロジェクトを掛け持ちする時、SNSやグーグルグループみたいなツールがなかったら、マルチタスクで動けないですもん。時間を気にせず、経過を知ることができるって便利ですよ。グループで仕事をするときの鉄則は「報告・連絡・相談」ですが、これを電話や直接会うことで行っていたら面倒くさくてたまらないですよねー。メールや掲示板なら斜め読みもできるし、忙しかったら読み飛ばして後で見られるし、証拠も残るし一石二鳥どころか三鳥くらい。しかも紙で印刷もできるし、印刷しなくたってファイル検索とかメール検索で必要なものはぱぱっと検索。
現職場や旧職場で色々な世代の人と接して思うのですが、やっぱり世代間ギャップってあると思います。まあ、私なんて、80すぎてパソコンやネットを始めようとしていた親せきが周りに転がっていたくらいですから、年齢とテクノロジーに関する態度はそんなに関係ないと思っているのですが、一定以上の世代だと、使いなれたものにこだわるんですよねえ・・・。まあ、わからなくもないですけど・・・。
まあそれはさておき、ネット世代の8つの行動基準。
1)自由 2)カスタム化 3)調査能力 4)誠実性 5)コラボレーション 6)エンターテイメント 7)スピード 8)イノベーション
結構当てはまるかも・・・。