めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

謙虚であれ

 本日、とある偉い方とお会いする機会がありました。ここではうっかり言えないようなえらい方なのですが、びっくりするくらい謙虚で、「いやあ勉強させてもらいました。」と私ごときの話にしっかりと耳を傾けてくださったのです。まあ、私の専門分野の話だったのですが、そういう分野で今ちょっと情報がほしかったらしく「もっと早く出会っていたかったです!」とうれしい一言*1

 最近私自身も感じるし、よく色々な方の著書を読んでいて思うのですが、トップランナーというかフロントランナーというかスペシャリストというかえらい人というか成功した人というか尊敬できる人というか、そういう方ってものすごく謙虚なんですよね。きっと偉くなればなるほどその道を極めれば極めるほどちやほやされてきただろうに、その「ちやほやされる」ことに「あぐら」をかいて居座ることがない。自分の知らない分野や出来事に関しては、知識を得るというか教えてもらうことにものすごーく謙虚なんです。しかも、謙虚になりすぎて卑屈になるなんてこともなく、好感が持てる謙虚さなんですよね。

 少し前、たまたまとある方々と飲んだ時、女性の上司が嫌われることが多いのは、才能があった事で今は年配の男性の偉い人に気に入られて、ちやほやされてそのまま上まで上り詰めてしまったからではないか?という話をしました。つまり、ちやほやされるばかりだったがために鼻高々になってしまう・・・のかどうかはわかりませんが、ちやほやされなかった男性が学んできた帝王学的なものを学ぶ機会がなかった、ということでしょう。私は、ちやほやされることもなく、というかちやほやされるほどの才能でもなかったしそんなに綺麗な顔や身なりをしているわけでもなかったので、1人の単なる博士課程の大学院生として自分の研究から後輩指導まで幅広く学ばせてもらったのですが、それはレアケースなんだなあと色々見ていて思います。そしてそのレアケースの中で育ててもらったことは本当にありがたいことだったなあと思います。うまく言えないですが、そのお陰で、自分自身のやることや行動に対して責任を負うとか、誰かを育てることに対して自分が負う責任とか、自分にできないことを断る勇気とか、なんか本当に色々な物を学んだ気がします。

 まあ、私が謙虚かといわれると、自分はそれなりに謙虚なつもりですが周りからは謙虚ではない部類に属されると思うので、これからもっと謙虚に生きていきたいと思います。謙虚であればある程成功するのかって言われたら、それは違うけど、でも、さわやかな謙虚さを目指したいなあ。今日、お話しした方を見てそう思いました。

*1:ちなみに何度もお会いしていたのに、上司が誰も私を紹介してくれず、ご挨拶が異常に遅れてしまった。新人がお偉い人に自ら突進していくわけにいかないんだから早く紹介してくれよう><