めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

メアリー・ブレア展

 東京都現代美術館にて。2009年7月18日(土)ー 10月4日(日)。

 「才能があるってこういうことだ」

 ・・・と強く思った展覧会でした。思っていたよりも良い展示で、本当に行ってよかったと思います。図録に、手帳に、ハンカチに、ポストカードに・・・某企業の戦略に乗ってしまいましたよ。思い切り。

 才能のある人の才能を生かす場合、特に女性は家族、周囲、上司に恵まれることが必要になってくると思いますが、この人はそういった環境に恵まれて才能を発揮できた珍しいタイプなのかもしれません。ウォルトー・ディズニーが彼女の才能を買ってくれたこと、理解のある夫に恵まれたこと、周いの人の理解があったこと。まあ、本当のことはこの展覧会だけではわかりませんが、周りに恵まれて思う存分才能を開花させたんじゃないかと思います。彼女自身の性格も自己主張が激しいタイプではなく、周いにやさしく接することで自分の主張を通すタイプだったようで、色々な人が彼女を絶賛していました。私が目指したい姿ですww

 でも、彼女のようなあふれんばかりの才能が自分にあるかというと、それはないです。そこは断言できる。ウォルトが当時の風潮の中で(=女性が責任ある仕事を任されるような世の中ではなかった)、彼女の才能にほれ込んで様々な仕事に関わらせただけの才能は、私にはない。そんな私が、これから先どうやって生きていくべきなのか、それはまだまだわかりません。それでも、才能があるってこういうことだ、それを生かすのには周りの環境が本当に重要なんだ、そう、強く思った展覧会でした。彼女の作品もさることなら、その生き方自身に強い印象を受けました。仕事を持つ女性の方、ぜひ見に行ってほしい展覧会です。人が多くて大変だと思いますが、お子様もご一緒に。

 それはさておき、私はネズミーランドのイッツ・ア・スモール・ワールドが大好きだったのですが、それのコンセプトデザインを担当したのが彼女だったそうです。スモールワールドのブースがあるのですが、いやーまたネズミーランドに行って乗りたくなりました。今度は今までとは違った視点で見ることができるでしょう。