めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

ゴーギャン展

 国立近代美術館にて。2009年7月3日(金)〜9月23日(水)。

 今日はなんだか色彩に圧倒される1日です。ゴーギャンもすごいなあ・・・。南米すごいよ・・・。

 私は、大原美術館で見た「かぐわしき大地」に圧倒され、その後2005年に行われた国立近代の「モダン・パラダイス展 大原美術館+東京国立近代美術館 ――東西名画の饗宴」で、1度、そして今回とお目にかかっているのですが、うーん、この絵の印象が強すぎて・・・。まあ、「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」もすごいんですが、色彩的に圧倒されたのは、「かぐわしき大地」だったので・・・。「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」の方は、色彩というかそのものに圧倒されますね。やっぱりもう少し空いている状態で見たいなあ・・・。

 そして、今日は終戦記念日です。その終戦記念日に、藤田嗣治の「血戦ガダルカナル」を見ることができたのはよかったと思います。今日展示されている戦争画は確か3枚のみでしたが、戦争画をみながら、なくなった方々のご冥福をお祈りしました。

 私の母方の祖父は、フィリピンの激戦地から生還してきたのですが、帰ってきてから性格も変わってしまったと聞いています。祖父から戦争体験を直接聞いたことはありませんでしたが、年をとってからも周りに迷惑をかけていたけど(入れ歯なくして大騒ぎしたりね・・・)、行ける限りフィリピンへの慰霊旅行に行っていた姿が頭から離れません。祖父が今は安らかに眠っていることを祈りつつ・・・。

 

《我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか》
1897-98年 油彩・キャンバス ボストン美術館