任天堂 “驚き”を生む方程式 日本経済新聞出版社 2009-05-12 by G-Tools |
一時期・・・といっても数ヶ月ほど前ですがあちこちのブログで取り上げられていたので気になって購入してしまいました。最近、大学生協でハードの書籍を買うことが増えてきたかも・・・。まだ組合員だから1割引だしー。
もとは花札の任天堂・・・らいしいのですが、私にとって任天堂と言えば、ファミコン、スーパーファミコン、マリオ、ゲームボーイ、DS、Wii・・・とゲームの任天堂でした。が、そこに至るまでの紆余曲折も色々あったらしく・・・。そこまでゲームにのめりこまなかった(むしろのめりこまないように自分で抑えていた)私としては、ロクヨンとかゲームキューブとかそういえばあったなあ・・・程度で、そこまで裏では熾烈な争い等々が絡んでいるとは全く思いも寄りませんでした。X-boxが出てきたり、ロクヨンとかゲームキューブのときって、そういえば確かに、私みたいなゲームに興味のない人間にも「スーファミみたいな爆発的なヒットってないなあ、っていうか素人がやりたいって思うようなゲームがないなあ」というのが漠然とあった気がします。
そしていまや、私ではなく両親がWiiにはまっています・・・。還暦祝い&誕生日祝い&父の日&母の日のプレゼントをかねて、実家に贈りつけたWiiFitは思いのほか母には好評のよう。父は「ふんっ」とちらりと横目で見るだけのようですけど〜(苦笑)。それでも、関節の悪い母の健康に一役買ってくれれば嬉しいなと思います。あんまり無理しなくても大丈夫みたいなので、WiiFitの内容は。でも、Wiiチャンネルとかの必要性は正直感じませんねえ。昔テレビ漬けだったころ、Wii関連のCMを見て、あんまりぱっとしないなあと思っていました。まさに、ロクヨンとかゲームキューブに感じていたような必要性のなさというか疎外感というか。それは私がネットのヘビーユーザーだからでしょうか?中学生くらいのお子さんがいるご家庭では、Wiiしかネットにつながらないって状態だったら、家族の前でネットするしかないし、パソコンを買い与えるよりも健全なのかもしれませんね。
では毎度毎度、気になった言葉。
- 「Only the Paranoid Survive(パラノイアだけが生き残る)」。米インテルの創業者の1人、アンディ・グローブによる、「ビジネスには病的までの心配性が必要」との名言だ。
- 他方、アップルの創業者でCEOのスティーブ・ジョブズは、こんな言葉を米スタンフォード大学の卒妖精に送ったことがある。「Stay hungry. Stay foolish(貪欲であれ、バカであれ)」。
- あくまでWiiチャンネルは、どうしたら家族全員に関係があるようになるのか、どうしたら毎日電源を入れてもらえるのかを考え、その手段として作ったもの。収益機会としての模索は、二の次だと、岩田は言うのだ。
「何か世の中のネットビジネスって、ものすごく空想で成り立っていて、夢を語ることが先行しすぎていると僕らは思っている。例えば、実はこのページは毎日、世界中で3000万人が見ているという実績ができたら、それをどう利用すれば言いか、後から考えればいいんですよ」
- ひっくり返したまま放置せず、「こうするともっと良くなるよ」と、ちゃんとおわんやお箸を並び替えて、指針を与えてくれるからだ。その指針は至極まっとうで、最終的にスタッフは「感謝します」となる。
- 「山内は天性の勘とか、経験則とかで予言をする人なんです。けれども、岩田は逆に経験則から否定されている部分でも、科学的に見たらまだ使える要素があるんじゃないかと、1つずつ仮説を立てて裏づけを取ろうとする。裏づけが取れたら、今度は戦略に折り込んでいく。勘から確信として動けるようになって、他の人たちも説得しやすくなるんです」
私自身は、自分がはまりすぎると怖いので、任天堂関連のゲームは買いませんが、頑張ってほしい企業だなあと思います。1年位前に、YouTubeで「Wiiをもらって狂喜乱舞する外国の子ども達の映像」っていうのがあったんですけど、本当に嬉しそうで、ほほえましかった。
あ、ちなみになんではまりすぎるとわかっているかって・・・。そりゃ、マインスイーパで腱鞘炎になるくらいですから・・・。