めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

京都画壇の華

 宮城県立美術館にて。10月4日まで。

 久々に行きましたがこの美術館、いいっす。常設が私好みなんだな。やみくもに近代・現代絵画を集めるだけじゃなくて、「絵本の原画」に力を入れて集めていて、定期的に企画展で出してくれるのが嬉しい。原画にお話もちゃんとついてるとよりいっそう嬉しいのですが、著作権的な問題でしょうかね。私は長谷川利行という画家がすきなのですが、この美術館の常設には最近裸婦像しか出てなかったんです。が、今日は好きな風景画が出ていて、久しぶりにお会いしたのでかなり満足です。

 それはさておき、今回の特別展は、日本画と洋画・写真の2部構成です。私自身はやっぱり近代日本画が好きだなあ・・・と思いました。ルオーみたいな厚みのある描き方はできないと思いますが、油絵みたいな描き方や、大胆な色彩で描くことができるし、水彩画のような透明感を出すこともできますし。そんな、色々な日本画が1部ではならんでいました。虎の絵とか、美人画とか、いやーよかったよかった。洋画や写真の方は、日本画に比べたらちょっとなあ・・・というのが私の印象です。でも、結構京都画壇系の洋画家っているのね・・・というのが感想です。美術史、あんまり知りませんからねえ。知っていたらもっと楽しめるのかもしれませんが、のめりこむのが怖い(苦笑)。

 この特別展、年配の方が多くいましたが、お勧めです。日本画の多様さを是非見て欲しいなと思います。あ、もちろん洋画もよいですよ。


竹内栖鳳
《絵になる最初》 1913年