めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

これからホームページをつくる研究者のために―ウェブから学術情報を発信する実践ガイド

480671335Xこれからホームページをつくる研究者のために―ウェブから学術情報を発信する実践ガイド (ACADEMIC RESOURCE GUIDE)
築地書館 2006-07

by G-Tools

 ようやく手にしました!自分も知っているページが結構出てきて「おお!」と思いました。こういう本こそ、電子書籍にして、iPhoneとかiPodとかiPadとかで読めるようにして、そのまま出て来ているHPに即飛べればいいのに・・・とおもったりしました。

 そして、このエントリを書くためにアマゾン行ってみて驚愕。評価悪い人もいるのねー。「そもそも研究者の研究業績は著書や論文という形で公開情報となっており、そうした公開情報を検索する多様なデータベースがネットでも公開されていることからも、本書の社会的意義は無きに等しい。」うーん、だってそれ、サイエンスの世界じゃみんなほとんど英語じゃないですか・・・。いや、別に英語で頑張って読むもん!というならいいですけど・・・。時間が有り余る人ならともかく、ある特定の分野に関して、膨大な情報の中から、自分自身で選択し、それに目を通すことは不可能でしょう。しかもサイエンスの世界の大多数は英語。

「研究者にサイトが必要なら、自分で調べるはずだ。具体例が見たければ、日本よりもっと進んでいる海外のサイトを参考にすればいいだけだ。 」と言われても、うーん、じゃあ研究者になりたての大学院生がサイトを作りたいと思ったらどうなるかね?と思うんですよね。大学院生だって立派な研究者なわけだし。確かに、この本が不要になる時代が来ればそれは望ましいことですが、不要になる時代というのはこないと思います。また、いわゆるプロの研究者以外にも、趣味として研究を行っている人もたくさんいるわけで、そういう人たちが趣味に関するHPを持とうと思ったときには、本書のような本が非常に有用だと思うんですよね。

 「研究者のために」と銘打っているからこのような批判が出てくるのかもしれませんが、なんか、じゃあこの本がなかったらどうするの?という気になります。私自身はブログという形でただ単に日常をつづるだけですが、いつか本格的にHPを持つ際には是非参考にしたいなあと思います。ま、当分予定はないのですが・・・。