めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

黄金の都シカン

 仙台市博物館にて2010年7月2日(金)〜8月22日(日)まで。

 本家のHPはこちらなようですが、なぜか6月の福岡までの情報しかありません。仙台の巡回展のこともアップされていません。2011年まで地方都市を巡回予定みたいですが、詳細はアップされていません。そういうケース初めてかも・・・。TBSさんがんばってー。(追記:ようやく本家に巡回スケジュールがアップされました-2010年9月2日)

 今回の特別展を見て思ったことは、ひとりの研究者が半生を投げ打った研究成果が、こういった形で全国を巡回するということがすごいなあと思いました。理系分野じゃあり得ないですからね。まあ分野として異なるということはありますが、ノーベル賞取った方々の研究成果をまとめた特別展が全国巡回るとか考えられませんからね。個人的にはいつか、そういう日が来るといいとは思っていますが、考古学ファンにくらべて、科学ファンって少ないなあとちょっと悲しくなった次第です。吉村作治のエジプト展見た時も同じことを感じましたけど。

 私は自分が好きなので、美術館にも博物館にも動物園にも科学館にも同じ感覚でガンガン行くけれど、そういう博物館等施設全部に同じ感覚でいくような人がもっと増えて、科学ファンがもっと増えればいいなと思う。私は、細かいメカニズムにも興味ないし、物理も赤点だったし、化学も生物も数学も高2までは赤点すれすれというだめだめ理系でしたが、でも科学のファンです。自分の分野外の難しいことはよくわからないけど、でも普遍的な科学の法則とかを発見するまでの研究者の努力とかそういうストーリーにロマンを感じる、科学ファンです。

 考古学も、その発見までのストーリーにロマンを感じて、昔の文明に思いをはせるからファンが多いんだと思う。発見までのストーリー+その文明の歴史そのものへのロマンって言うのが相乗効果なのかな。

 となると科学も法則やら物質やらいろいろな発見までのストーリーにロマンを感じるのはなんとかなりそうだから、プラスアルファとして、その後の生活がその発見やら何やらでこんなに変わったってあたりでロマンを・・・感じないか・・・。

 むーん、なんかいい方法ありませんかね。いつか、こういった考古学の特別展が普通に全国巡回するように、科学の特別展が普通に全国巡回するような日が来るといいな。「脳!」展くらいですよね、全国巡回したの(しかも私は見にいってないような・・・)。真珠とかそういうのも上野の科学館くらいとかでしかでっかいのはやらないし・・・。