めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

Teaching is learning

 さて、最近新しい人達をうちに来て数年の人たちがトレーニングする、更にその上のアドバイザー役みたいなお仕事をしました。自分の忙しさと相まって、あんまり新しい人達一人ひとりに目がいかなかったのが申し訳なかったのですが、その分、その上のチューター役がかなり頑張ってくれて、お互いいい信頼関係を築いて、トレーニング期間を終えました。

 そこで対照的だったのは「教えることは学ぶことだといいますが、本当にいい勉強になった。」と清々しい顔をしながらこのトレーニング期間の感想を言ったチューター役の人たち。トレーニング期間の成果を発表するミーティングで、ハラハラしながら見ていただろうに、その反面、終わって本当にほっとしたんでしょう。打ち上げで「えー!!!ちょっと今日そんなにはじけてどうしちゃったんですか!!」という位はしゃいでいたのが印象的でした。

 私も、学部時代の卒研、部活、大学院時代と、教える機会のほうが多かったです(そりゃ、新入生でいるのは1年だけなんだから、教える期間の方が明らかに長いですからね)。教える役になって思うのは「あー、私ってなんにもわかってなかったんだ・・・」という事実。

 必死で調べて、わかるように言葉を選んで、部活の場合はわかるように実際動いてみて、そういう繰り返しで、鍛えられたと思います。教えるというのは、教える側にとってもとてもよいトレーニングだと思う。反面教師にした先輩もいましたが、良い先輩に恵まれたので、「ああ、あの時はこうやって教えてもらったんだ」「これくらいのことができるようになったとき、あれを教えてもらったな」「あーそうか、これができないと教えても結局できないんだなあ」とノウハウもそうだし、当時の先輩方の心境もようやくわかったわけで・・・。

 本当にいい勉強になりました。

 人を教えるということは、本当に勉強になります。最初はめんどうだし、ただでさえ自分の仕事に追われているのになんでだよおおお!!!と心のなかで叫んだりもするわけですが、後輩が、私が教えることでぐんぐん伸びていく姿を見るのは楽しかった。そしてその過程で自分が成長していくのがわかるのも楽しかった。

 それが、今の仕事に繋がっていると思います。 人生なんて、そんなものかもしれないなあ。

 いつまでも「Teaching is learning」であると、思えるように生きていきたいなと思います。