めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

防災用品について

 さて、明日で震災から2週間になります。もう2週間もたってしまいました。まだまだ大変な中を過ごしている被災者の方も多い半面、市内は平穏を取り戻しつつあります。職場の復旧、年度末の仕事のやりとりなどに悩殺されていますが、余震のため短縮営業を余儀なくされており、何もできないもどかしさだけが募ります。でも、余震への過剰反応をみるように、自分自身の精神状態が決してよいものではないため、ボランティア等で誰かのために働きたいけれど、果たしてそれが自分にも他人にもいいものかわからず。。。

 できることは何かないだろうか?ということで、私自身が割と都市部で被災してこれは必要だろうと思った防災グッズのまとめです。コンテンツとしては、自分の装備→あったほうがいい装備持ち歩き編→枕元編→自宅or職場においておくもの編→自宅に置いておくもの編となります。要するに1夜を生き延びるために必要→数日生き延びるために必要→長期にわたって避難所暮らしをするために重要って感じでしょうかね。夏と冬では多少必要なものが異なると思います。夏はウエットティッシュ多めで体ふいた方がいいと思います。

自分の装備

  • 職場
    • 携帯ラジオ(→翌日あったことを思い出した)
    • おやつ用のお菓子
    • インスタントのお茶やコーヒー
    • 湯たんぽ(小)
    • スヌード&レッグウォーマー
  • 自宅枕元
    • 手回しラジオ+携帯充電+懐中電灯(→ほぼ役に立たず)
    • 雨合羽
    • 室内履き
    • 銀シート厚め
    • 軍手
    • ボールペン
    • 古い眼鏡
    • ワンデイのコンタクト2日分
    • 使い捨てカイロ×数個
  • 自宅の非常持ち出しリュック
    • 水2リットル×2本
    • 生理用品
    • 乾パン×2缶
    • タオル×2枚
    • 氷砂糖×1袋
    • 油性ペン×1本
    • 着火マン、マッチ
    • 首枕
    • ウエットティッシュ
    • フリーズドライおかゆ×2袋
    • 乾電池
    • 使い捨てカイロ×20個
  • 自宅非常用持ち出しカート
    • 古くなった下着×2セット
    • ラップ×1本
    • アルミホイル×1本
    • おりものシート&生理用品
    • レトルトおかゆ×2袋
    • 水2リットル×1本

自分の装備総括

 手回し式の充電ラジオはあまり役に立たなかった。携帯の充電もほとんどできないので、ラジオ、携帯充電ともに乾電池式がいいと思われる。ラップは断水した際に食器の上に引いて洗わなくても済むように、という話が阪神大震災であったので入っていたけれど、私のいた避難所は早くから水道が復旧していたのであまり使わなかった。首枕も十分なスペースで寝ることができたので使用せず。乾電池も使う先がなく、基本的に職場にあったラジオ以外使っていない。氷砂糖や着火マン、マッチは震災後に発見。震災後よく見たら、水・レトルトおかゆとも賞味期限が2007年・・・。水はそのまま生活用水として同僚に引き渡しました。

 後は本当に電気がつかなくなるので、懐中電灯は重要です。電気が切れて懐中電灯がないと家にも危なくて(ガラスが割れて散乱している可能性があるから)入れませんよ。できることなら懐中電灯付きのヘルメットがいいかも。両手空くし。

 一番便利だったものは保温用の銀シート。厚めのものと薄手のシャカシャカしたものの両方とも重宝しました。厚めのものは段ボールの上にしき、薄手のものは毛布とタオルケットの間に引いて熱が逃げないようにするだけで、極寒の体育館でも何とか過ごせました。あとはウエットティッシュ。お湯がないので顔、足、体とふくのに適しています。手指用にアルコール入り、体用にアルコールなしの2種類があるといいと思います。ラジオも、避難所で聞けばよいという話もありますが、今回被災直後何が一体起こっているのかわからなかったんですよね。強い余震もかなり多かったし。ということで、状況把握のためにも持ち出しリュックの中に入れておくことをお勧めします。また、今回は寒い時期だったので、使い捨てカイロが重宝したそうです(私はわりと暖かい場所を転々としていたので全く使わず)。寒い地域は常備しておくといいですね。

 長期化すると防寒グッズやちょっとしたお菓子が重要になってきます。やっぱ疲れた時には甘いもの、寒い体育館では防寒グッズです。湯たんぽはいいっすよー。暖房が復旧しない今の職場でも重宝しています。

ライフラインの復旧について

 今回初めて知ったのですが、ライフラインの復旧は電気→水→ガスの順に復旧する感じです。ただ、水が井戸水や地下水の場合は震災直後から大量に使えるし、ガスがプロパンだと復旧はかなり早いのでこの限りではありませんが・・・。現在どこの家庭も市ガスの場合はまだ復旧しておらず、調理も伝熱器具を駆使している感じです。そのため、ティ●ァールのような電気ポットや、ホットプレート、炊飯器、レンジやオーブントースターといった調理器具はかなり重宝します。市ガスも頑張っているようで思ったより復旧が早いようですが、電気で調理できるものが多いに越したことがありません。また、電気の復旧が遅い場合もあるため、カセットコンロや石油ストーブでの調理が長くなることもあります。カセットコンロはガス管の処理が大変ですが、あると料理の幅が広がります。寒いとあったかいものが食べたいですからね・・・。

というわけで推奨装備

 他に「これ!」というものがあったら教えてくださいー。

  • 常に持参しておくと安心するもの
    • 水500ミリリットル×1本
    • ちょっとしたお菓子
    • ミニ懐中電灯
    • ホイッスル(→建物倒壊時に居場所を知らせる)
    • 銀シート(→コンパクトに折りたたまれたものが売っています)
    • 携帯充電(乾電池のもの)
    • 乾電池(携帯充電用)
    • 使い捨てカイロ×数個
    • マスク(→場所によってはがれきでほこりがすごいかも?)
    • 薬×数回分
    • コンタクトケース、コンタクト洗浄液(少量)とめがね
  • 枕元でとっさに持ち出すもの(→緊急避難の場合用?)
    • 使い捨てカイロ×数個
    • スニーカー(寝室から玄関まで到達する際ガラスが割れてたりすると素足は危険)
    • メガネが必要な人はメガネ
    • 雨合羽または雨具
    • 軍手(→逃げるときにがれきをかき分けないといけないかもしれないしー)
    • ラジオ(電池式)
    • 懐中電灯
    • 貴重品
    • ちょっとした非常食×1食分くらい(→被災直後はあんまり食欲ないからウイダーとかでもいいかも)
    • 水500ミリペットボトル×1本
    • ウエットティッシュ(アルコール入り)
    • ポケットティッシュ
    • 生理用品(→おりものシートや布ナプキンは下着が取り換えられないときにも使える)
    • 薬×数回分
  • 自宅or職場ですぐに持ち出せるようにしておくとよいもの(つまり1日目〜数日の間に必要なもの)
    • 銀シート(厚め)
    • ラジオ(→ただし枕元にあるものを持ってきた場合はこの限りではない)
    • 懐中電灯付きヘルメット(→今回ほどでかい地震だと、ヘルメットつけながら帰宅したほうが本当に安全)
    • 水1.5〜2リットル×1本(→これ以上持ち出し袋に入れるとむしろ重い)
    • 割れない耐熱の深皿とコップ、お箸、プラスプーン(→水貰ったり炊き出しの汁物、ご飯ものもらったりするのに重要)
    • ラップ、アルミホイル(→水が使えないときお皿に引く)
    • 生理用品(→直後に店頭から消えるから備えておくと安心)
    • マスク
    • 薬×数日分
    • 非常食×数回分
    • マッチやライターなど
    • ウエットティッシュ(アルコール入り、ノンアルコールの両方)
    • タオル、バスタオル
    • 油性ペン、メモ、セロテープ(→自分の居場所を知らせる、家族への伝言等のため)
    • 毛糸の靴下(→寒いんですよ・・・)
    • 消毒用アルコール(小)
  • 自宅に備えておくとよいもの(すぐに取り出せる場所にまとめてあるのがベター)
    • 乾電池各種
    • 毛布
    • 銀シート(→しつこいですが、冬場は何枚あっても重宝する)
    • 水(できれば多く)
    • 水汲み用ポリ容器(→2リットルペットボトルに入れてもいいけど持ち手がないので生活用水を大量に運ぶには不便)
    • おりものシート、生理用品
    • 古い下着(→洗えなくて捨ててもいいようなものがあると気が楽)
    • カセットコンロ&ガスボンベ&熱効率のよい鍋
    • やかん(小さめがベター??)
    • 保温機能のみのポット(→保温も沸騰機能もある電気ポット、実は最近のものは電気がついていないとお湯も出せないのだ!実は不便。夜間で沸いたお湯をためておくのはシンプルなものが一番でした。)
    • 食器セット
    • 湯たんぽ(→冬は寒い・・・・)