めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

デッドエンドの思い出

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よしもと ばなな
文藝春秋 2003-07-26

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 この本について覚えていることは、古本屋で買ったら誰かから誰かのプレゼントだったらしく、一筆箋が入っていたこと、間違えて同じ本を2回も買ってしまったことだった。あんまりそういう事もないので覚えているわけだけど、どうして2回も買ってしまったか、ふと読み直していてよくわかった。

 話が頭に残らない。

 絶対読んでいるはずなので、調べてみたらやっぱり読んでいる。「ロールケーキ屋さんと洋食屋さんの話が好きです」って書いてある。たしかにその話はあって、私もこの中では一番いいなあと思ったけど、全然記憶にありません。再読のはずなのに、まるで初めて読んだかのごとく読み進めました。翌朝、表紙を見てもどんな話だったか思い浮かばない。

 ちなみに、普通は大体読み進めると「あー次はこんな感じだったこんな感じだった」って思い出すんですけどね・・・。しかもばななさんの本なら結構キョーレツな内容が含まれていたりするから余計・・・。不思議な本です。処分しようかなと思っていたけど、ここまで中身を忘れる本ってどうしよう。