めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

クレーとカンディンスキーの時代

 ・・・というわけで行って来ました。雪が結構残っていましたが、またそれもオツということで。宮城県立美術館で、2012年3月4日まで。詳細はこちら。

 宮城県立美術館というと、知らない人は「どうせ地方の県立美術館でしょ」と小馬鹿にするかと思いますが(実際に一人知人に知りもしないくせに小馬鹿にしている人がいた)、実は国内有数のパウル・クレーやヴァシリー・カンディンスキーのコレクションを誇る美術館だったりするんですよね。常設が少なすぎるのが玉に瑕だと常々思っているのですが、絵本の挿絵やクレー近辺の画家、宮城や東北ゆかりの日本人芸術家たちのコレクションはなかなかのものだと思います。

 というわけで、宇都宮美術館とコラボの今回の企画。普段の特別展よりお安い値段で設定されているし、久々にクレーをどっぷりとと思ったので行って来ました。この時代の「○○派」とかそのあたりは詳しくないので語ることは避けますが、「へークレーってこういうのも書くんだ」というような絵があったり、バウハウスの工芸品を見る機会は実はそれほど多くなかったので、なかなか興味深い展示でした。まあもともとクレーは多作の人なので、色々書いているのは知ってはいたんですけど、それでも「へえ」という感じでした。

 あと、カンディンスキーが30過ぎて画家を志したっていうのも意外だったなあ。あの時代の30歳といったら今で言う40歳ぐらいな感覚な気がするので、結構歳行ってから画家になろうと勉強してこれだけ大成するんだ、私も頑張らねばという感じです。

 一枚うちに飾るとしたら、私はカンディンスキーの多色刷り版画かなあ。

 今日のBGMはBen Folds Fiveです。


B000024LLQBen Folds Five
Ben Folds Five
Caroline 2010-10-19

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