めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

贈る言葉

 あと数日で、何人かの後輩が出身ラボを巣立っていきます。また、私自身この1年間一緒に働いた同僚も、他の職場へ移っていきます。そういう異動の時期ですね・・・。

 今年巣立つ後輩たちを見ていて思うのは、やはりダーウィンの「生き残るのは、最も強い者でもなく、最も賢い者でもなく、変化に対応できた者だ」という言葉です。ひとりは私が最初にあった時と今では明らかに変わった。何がきっかけだったかわからないけど、本当に良い方に変わった。そしてもう一人は小さな変化にも着実に努力の積み重ねで対応していく。その後輩たちを見ていて思うのは、「変われる可能性」を他人に示すことができるというのは、ある種の能力なんじゃないかということです。

 他にも今、出身ラボに在学中の後輩さんで、私よりもはるかに年上、働きながら頑張っている人がいます。その人が入学して1年後に私は出身ラボをあとにしたのですが、その1年間の後輩さんの変わりようといったらなかった。

 人間、年をとると変われる可能性、つまりは変化に対応できる可能性というものは徐々に減っていくと思います。でもその年上の後輩さんのように、いくつになっても変われる可能性を示すことが出来る人というのはいるんです。年齢なんて言い訳にならない。

 それは、「去年居酒屋デビューしちゃったのよ!」と楽しそうに話す祖母を見ても、「日本語教員の資格を取るために学校に行こうと思って」とまた勉強し始めた母を見ても、「iPad買ったの!」「ひとりでネズミーランドに行ってきたの!(←5年前の話しです)」「インターネットを始めたの!(←10年前の話です)」という大叔母を見ても思うことです。年齢なんて言い訳でしかない。人間、いくつになってもできることはたくさんあるし、いい方向に変わることができる。

 着実に努力を重ねた後輩と、何がきっかけかわからないけれどもBeforeとAfterで劇的に変わった後輩を思い出して、私自身がまだまだ言い訳なんか言ってないでもっともっと伸びていかないとなと思う、春です。

 修了おめでとう。