めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

東山魁夷展

 2012年9月22日から2012年11月11日。宮城県美術館にて。HPはこちら

 風景画が好きな私は、東山魁夷はかな〜り〜好きな部類の画家なのですが、震災以降あんまり混んでいる所に行きたくないし、何度も見てるしどうしようかな〜と思いつつも行って来ました。うん、行ってきました。うん、行ってよかったです。まあ、宮城県美術館の割に混んでいたので疲れましたが、そこはウォークマンを装着して乗り切りました。

 東山魁夷の絵は、ダントツで「道」なのですが、最近この絵は国立近代の常設で見ることも少なく*1、今回も来ていませんでした。今回は前期と後期で展示替えがあって、前期には私も好きな残照が展示されていたのに見逃しました・・・。まあそのかわりこれまた私の好きな「緑響く」が後期のみの展示だし、「道」と争うくらい好きな「晩鐘」や、「花明り」が見られたのでいいとしよう。こられの絵は、随分前に東京の三越本店でやっていた東山魁夷展(もしかしたら国立近代かも?)で見て以来好きな絵なのですが、「あ〜またお会いしましたね」という感じです。晩鐘を見るとモネのルーアン大聖堂とか思い出すんですよねえ・・・。そもそも油絵と日本画だし、画像検索すると全然違うんですけど。

 展示の内容としては、昔三越本店で見た、川崎小虎と東山魁夷展の内容が濃すぎたので、どうしてもそちらと比べてしまうのですが、まあ、こんなもんかなーって感じです。もっと早めに行ってがらがらな時に見たかったな・・・。

 今回のBGMはこちら。Fix youがあうんですなこれまた。

B0006L16N8X & Y
コールドプレイ
Capitol 2006-06-02

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 あと、常設では小企画展で、石巻出身の彫刻家高橋英吉も特集しています。石巻市の収蔵先が、再開の目処が立たないそうで、保存修復も兼ねて宮城県美術館でお預かりしているらしい。「こんなでかい彫刻が、戦後の混乱で行方不明だったってどゆこと!?」という立派な彫刻がありました*2

 むかーし知ってる人に「宮城県美術館?はん、あんなところ」と鼻で笑われたことを、いい企画展があるたびに思い出して腸煮えくり返るのですが、宮城県美術館の所蔵作品ってかなり良い感じだと思う。こういった郷土の画家の作品も大切にしているし、絵本の原画やパウル・クレーとか、ちゃんとテーマを持って収集しているので私は大好きです。特に私の好きな近代の作品が充実しているので、特別展に行くと必ず常設展も見ます。あと、私は長谷川利行という画家の風景画も好きなのですが、時々展示の入れ替えで人物画しかなかったりするのが、今回はちゃんと風景画も展示されていてニンマリして帰って来ましたw

*1:そもそも震災以降行ってないけど

*2:多分、どっかの保管先で梱包されててなにがなんだかわからないまま保管されていたのだろうけど