めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

製薬業界の闇

4492501991製薬業界の闇
ピーター・ ロスト 斉尾 武郎
東洋経済新報社 2009-12-11

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第1章 獲物を狙うハゲタカ
第2章 征服者
第3章 解雇の芸術
第4章 犯罪と不正行為
第5章 おまえはクビだ!
第6章 私立探偵
第7章 調査
第8章 性の乱れ
第9章 自殺?
第10章 電話の監視
第11章 販売数の水増し
第12章 驚愕の事実
第13章 証券取引委員会の介入
第14章 業界にはいられないぞ
第15章 起爆剤となった書評
第16章 すべてを賭けて
第17章 連邦議会をあおる
第18章 政治問題になった尋問
第19章 腐りきった製薬業界
第20章 米国食品医薬品局(FDA)の秘密
第21章 攻撃は続く
第22章 小さな汚い秘密
第23章 米国政府が隠そうとしたもの
第24章 メールが使えなくなった!
第25章 ファイザーCEOの告白
第26章 戦いは続く

ビッグ・ファーマ―製薬会社の真実一緒についでに買った本。ビッグ・ファーマーの方が個人的にはエキサイティングでした。こっちはやっぱり製薬会社のマーケティング部長が、吸収合併先で認められなくて報復しちゃいましたよー感が全体的に漂うので、なんかなーという印象を個人的には受けました。吸収合併される前の会社が本当に好きだったんだね・・・。

 でも、アメリカの制約ビジネスがどのように成り立っているのか、実力主義と言われているアメリカでも、生え抜きが重視される起業もあるし、大企業と言えどもあまり優秀ではなかったり、給料が悪いこともあるんだなーと思いながら読みました。ビッグ・ファーマはどんどん引きこまれていく感じでしたが、体調があまり良くない状態で読んだのもあって、途中若干船漕ぎました・・・。ははは・・・。

 ちゃんとリベートせずに売るほうが利益が拡大するのに、リベートしたがるというのは「ほほう」って感じだったし、そんなもんなんだなーとか、向こうのビジネスの一端を知るのにはなかなか興味深い本だったと思います。

 個人的には、まずはビッグ・ファーマの方を読んだほうがいいなーと思います。