めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

ミュシャ財団秘蔵 ミュシャ展 パリの夢 モラヴィアの祈り 

お供はエンヤのアルバムです。どうせならスメタナの我が祖国ダウンロードしてくればよかったと思いました。いつか、スラブ叙情詩見に行きたいなぁ。

ちなみにミュシャはいつもあの独特なサイズのポスターが展示されていますが、あのサイズってパリの広告塔のサイズなんですよ。パリに行って始めて謎が解けました。でも今回はポスターだけではなく、油彩画も充実しています。数年前に東京で見た時はこんなに油絵はなかった気がします。

今回驚いたのは、ネスレの乳児ミルクのポスターとか、タバコのポスターとか作っていたことですね。公衆衛生学的に興味深いです苦笑

あと、晩婚だったことやフリーメイソンに入っていたこと走りませんでした。ミュシャ財団の全面バックアップなので、テーマがスラブ民族にどれだけ貢献したか、という彼の精神的な部分に焦点が当たっていたから、かもしれませんが、前の展示では気に留めなかったですね。

あと、カフェには特別メニューがあり、美味しくいただきました。それとお土産のデフォルメされた現代デザインは個人的にないんじゃないかなーと思いました。なんだろ、あれ。

個人的には、ヨーロッパのあの国の境の変化って島国日本人には理解できないな、といつも思っていたのですが、最近色々な地域に出かけるようになって、日本の中にも地域の多様性があって昔のしがらみがあるから、あながち理解できない感覚でもないのかも、と思ったりしながら見ていました。

宮城県美術館パウル・グレーやカディンスキー、絵本の原画など国内でも有数のコレクションを所有しています。地方の美術館はその地域の作家に焦点を当てることも多いですが、このコレクションの豊富さは有数だと思いますので、ぜひ企画展もご覧いただくことをお勧めします。

ミュシャ展