めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

NIH research grants yield economic windfall

トランプ政権が無駄!と大幅に予算をカットしたNIHの生物医学研究が、結構な特許に影響を与えて経済にも影響を与えているよ、という研究についての記事。

1980年から2007年のNIHの研究のうち、直接特許になった研究は8.3%だけど、30%もの研究がのちのち製薬やデバイスなどの特許で引用されていて、間接的に商業的な特許に貢献してるよって論文がサイエンスから出たそうな。元のサイエンス論文読まないでこの記事読んだだけなので、分母になる研究の種類とか数のカウントの仕方はよくわからないですけどね。こういう研究って日本でもできるのかな?今政府もResearchMapとかKAKENとかデータベースが統合されて、研究費に対する費用対効果みたいなものが分析ちゃんとできるようにするようにしてるとか小耳に挟んだことがあるのですが、統合されたって話はあんまりきかないなぁ。とりあえず文部科研だけでもいいから少しこういう分析できてもいいんじゃないかな。単に日本全体の論文数や研究費の水位だけじゃなくて、ちゃんと研究分野別に出すことで弱い分野とか強い分野とかよく見えてくると思う。が、それだけで予算配分が決まっても、なので誰も手を出していないのだろうか。そう考えると要所要所でちゃんとデータを分析して予算削減への反対提言の根拠にして持っていくのはさすがアメリカ。というかこれが本来あるべき形なんだろうなぁ。

http://www.nature.com/news/nih-research-grants-yield-economic-windfall-1.21752www.nature.com