フィッシュオイル由来の脂肪酸を妊婦に飲ませて子の喘鳴と喘息の発症をみたRCT。妊娠24週の妊婦さんに1日2.4gのn-3系長鎖多価不飽和脂肪酸またはプラセボを出産後1週間まで飲んでもらって出産後3年追跡しています。その結果、フィッシュオイル由来の脂肪酸投与群で、子の喘鳴および喘息、下気道感染症の発症が低かったとのこと。ただし、投与した量はデンマーク人の摂取量の10倍、カナダやアメリカなどの国の摂取量の20倍だそう。平成27年度の国民健康栄養調査見ると、n-3系は1歳以上で2.2g取っているので、調べてみても欧米平均より日本の喘息罹患が低いのは、魚食べているからかもしれませんね。
