めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

Trends in premature mortality in the USA by sex, race, and ethnicity from 1999 to 2014: an analysis of death certificate data.

この研究、25-64歳の死亡率の年次推移をおっているだけといえばだけなのですが、結構衝撃でした。このあたりの日本語記事やコメントを参照してもらえばわかるのですが、1年近く前から色々言われていたものの、今回の論文では、1)黒人、ヒスパニック、アジア系は軒並み死亡率は下がっている、2)死亡率が上がっているとは言え、がん、循環器疾患といった生活習慣病の死亡率は減少または横ばい、3)殺人も減少または横ばい、なのに、白人、先住民で自殺、事故、肝疾患の死亡が上がっているという・・・・。アメリカはオピオイドの使用量が多く、それによる死亡も多いとのこと。そして州別に見ると南部(右下)ら辺の事故死亡が多いんですよねえ。
healthnudge.jp
Rising morbidity and mortality in midlife among white non-Hispanic Americans in the 21st century

まあ色々解析しているんですが、事故の中でも白人と先住民の薬物中毒による死亡の突出っぷりがひょえーって感じです。なんか、薬物中毒って個人的な勝手なイメージで移民系の黒人やヒスパニックで多いかなあって思っていたんですが、白人と先住民以外はほぼ横ばいなんですよね。なんだこれは。PNASの研究では教育歴で分けて教育歴が低いほど死亡率高いみたいですが、それでもどの教育歴のグループでも高いそうで・・・・。アメリカ人って幸せなんだろうか。

www.ncbi.nlm.nih.gov