生後六ヶ月以内に抗生物質を使用した児のその後の体重変化がどうなっているか見た研究。3万ちょっとの対象人数でかなり大規模。先行研究では肥満と関連あったりなかったりだったからやってみたそうだけど、結果これだけの人数を解析しても有意だったのは3歳時点での体重だけど、投与群と非投与群の差が150gということで有意だけど臨床に意味が無いだろうということ。先行研究はもともと低中所得国での研究だったり、正常体重の母から生まれた子では関連あるけど、過体重の母親から生まれた子では逆に減ってるとか、ホント一致しませんね。腸内細菌は最近の流行りですけど、そこまで関係あるのかなあというのが個人的に疑問だったので、この研究の結果についてはそうだよねーという感じですが、先行研究の結果がバラバラな分、もう少し結論は待ったほうが良いのかなあ。
