めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

Whole-Body Counter(WBC) and food radiocesium contamination surveys in Namie, Fukushima Prefecture

ついに食べ物の含有放射線量とホールボディカウンターの内部被曝の状況についての研究が出たか!と思ったら、期待しすぎたからかちょっとなんだかな・・・という研究でした。ホールボディカウンター取った人たちは総数で1万人以上いるのに、食物摂取頻度調査で調査したのが34名、その34名の属性がよくわからない・・・。しかも統計とかかけるっていうか「放射性物質を含む食物を食べることをそんなに気にしない」と答えた人は全ての放射性物質が検出された対象の中で最も多かった(原文:The results of the fiscal 2013 questionnaire are shown in Table 5 because the recovery was the highest in 4 years. The persons who answered “did not care” regarding contaminated food products with radioactivity were the most in all persons who had radioactivity detected.)って意味がわからん。

結論としては、内部被曝に関与したセシウムは平均1 μSv(the committed effective dose for internal exposure to Cs for residents was, on an average, 1 μSv. )っていうんだけど、どこの表からこれが出てきたのかは私には全くわかりません・・・・。

この研究、疫学者も公衆衛生関係者も入っていないみたいで、人のホールボディカウンターの内部被曝と、食べ物の関連を見るなら、その食べ物ごとの放射性物質含有量を算出して、それを「よく食べる~全く食べない」とかの食物摂取頻度を調査して、その調査毎に食べ物からの放射性物質摂取量を推定して、内部被曝の値と相関出す、とかだと思うんだけど・・・・。

journals.plos.org

ちなみに個人的に、原発は早くなくなればいいのにと思っています。原発自体はちゃんと運用方法を正しく定めて正しく使って災害がないという前提であれば安全性は高いと思っています。でもつい最近も事故があったように、あまりにも管理している人間側がいい加減すぎる。そして事故があったときの費用が馬鹿にならない。それを考えると、なくていいと思うんです。でもね、だからといって賛成、反対ともども感情論で論じるのはどうかと思うし、科学的にいいかげんな結果を元に論じてほしくない。