めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

アルコール摂取と循環器疾患リスク

190万ちょいのコホート研究というだけで、もう「うへえ、手も足も出ません」って感じです。最近では少量のアルコール摂取もよくないという研究も有るものの、この研究では適度なアルコール摂取は循環器疾患の罹患リスクを下げるようです。特に心血管系のリスク低下が大きそうな印象。脳血管系はそこまででもないかしらー?という感じ。むしろ全く飲まないとリスクが上がってしまう循環器疾患もあるようで・・・。

とはいえ、もちろん多量飲酒者はリスクをあげますので、飲み過ぎ中です。あと、この研究ではあくまで「適度」がよいようですが、そもそもイギリス人における「適度」と日本人における「適度」ってそうとう違うでしょう・・・・?と言いたいし、酒の種類も色々あるじゃん・・・とか思うので、タイトルに有るように臨床的に記録されたアルコール摂取の記録を使っているというのが売りみたいなんですが、だったらもう少し摂取量の分類なんとかならなかったんだろうか・・・と思うんですよね。飲酒される方も「じゃあどれくらいまでならOKなの?」というのは気になるところでしょうから・・・・。

まあ、飲酒はいくつかのがん罹患リスクもあげるので、全く飲まない私としてはこの結果を受けても「そうですか。でも別に飲まないけどね。」といったところです。

Association between clinically recorded alcohol consumption and initial presentation of 12 cardiovascular diseases: population based cohort study using linked health records.
www.ncbi.nlm.nih.gov