めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

思春期における負傷後の死亡リスク

イギリスの研究なのですが、事故以外の負傷(自傷、薬物、飲酒、暴力)または事故に関連する負傷で救急病院に入院した10-19歳の青少年約98万例を対象に、退院後10年間の死因別死亡リスクを後ろ向きコホート研究で検証しています。なんだよこの膨大なデータ・・・・。事故以外の負傷で入院した群事故で入院した郡に比べて、自殺リスクが3~4倍高く、薬剤または飲酒関連死のリスクも高くなった。すべてのタイプの事故以外の負傷の後の自殺リスクは有意に高まっていたのですが、なぜか女子の暴力負傷、傷害負傷での入院後の自殺リスクだけは増えていません。ちょっと逆にこの結果が意外すぎます・・・。

結論としては、事故以外の負傷での入院後10年の死亡リスクは、自殺、薬物またはアルコール関連死亡のリスクが有意に増加しているので、思春期には自傷行為後のリスク軽減のために介入するだけではなく、薬物、飲酒、暴力等による負傷まで広げるべきではないかとのこと。なんかこれだけデータ示されると説得力ありますね。

Causes of death up to 10 years after admissions to hospitals for self-inflicted, drug-related or alcohol-related, or violent injury during adolescence: a retrospective, nationwide, cohort study.
www.ncbi.nlm.nih.gov

海外ジャーナル:暴力経験した児は自殺リスクが3-4倍高い(m3)
www.m3.com