めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

オゾン濃度がどう影響するか

もっと疫学的な大規模調査かなーと思ったら、全然大規模ではなく、さらにメカニズム関連の分析なので、2週間くらいの短期間なものでした・・・。その割りにオゾンの濃度は国が測定している装置から得ているみたいで、個人個人の環境できっちり測定したものではないのが残念かな。

結果としては、24時間におけるオゾンの10ppb上昇は、活性化マーカー可溶性P-セレクチン平均36.3%(95%CI、29.9%-43.0%)の増加、拡張期血圧2.8%(95%CI、0.6%〜5.1%)の増加、などと関連していて、2週間のオゾン10ppbの増加は、可溶性P-セレクチンレベルで61.1%(95%CI、37.8%-88.2%)などと関連。肺活量測定を含む他の測定されたバイオマーカーは、24時間オゾンまたは2週間オゾン曝露との有意な関連を示さなかったとのこと。つまり、肺活量とかまで影響しない程度のオゾン濃度増加は血液とか血圧の変動と関連していて、これがオゾンと循環器疾患の関連のメカニズムの一部なのではないかとの事。

でもさー、でもさー、これ、最初にも書いたとおりモニタリングポストのオゾンなんだよねえ・・・。人数も少ないし、個人にポータブルオゾン計とか持たせられたらもっとよいんじゃないかと思うんですけどー。

Association of Ozone Exposure With Cardiorespiratory Pathophysiologic Mechanisms in Healthy Adults.
www.ncbi.nlm.nih.gov