めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

トレハロース、林原の見解

依然取り上げたNature論文に対して、トレハロースメーカーの林原がコメント出しました。

以前の記事。
smorky.hatenablog.com

林原のコメント。
雑誌Natureに掲載されたトレハロースに関する論文について|株式会社 林原


で、まあNature読み返してみたんですが、確かにFigで取り上げられてますね、カナダ(本文では「North America」での流行が2000ー2003とまるめられている)。カナダの認可が2005年なのでそれ以前流通はないとのことですが、実際カナダへアメリカからどの程度食品が行っているかというのは(しかもトレハロース含まれる奴)、ちょっとちゃんと調べないとわからないでしょうね。アメリカのFDAの認可は2000年、ヨーロッパの認可が2001年なので。あとは、ヨーロッパでは認可後ちょいちょいアウトブレイクしているようなので、エコロジカルには時系列的に一致していますが、エコロジカルな一致は、林原の許認可の時系列考えると、アメリカとヨーロッパだけになるので、なんかこの地域で起こってるのかしら?という気もします。このあたり、コメントでアメリカとヨーロッパについても少し触れたほうがよかったんじゃないでしょうか>林原さん。

クウェートコスタリカ、イラン、パナマについても、認可がされていないそうなのですが、食品規制がどの程度なのかというのは国によっても異なると思いますし、そのあたりを調べないとなんともいえませんが、このあたりのアウトブレイクはトレハロース関係なく、の可能性が高いのかもしれません。実際はトレハロースの消費量とかも見てみないとわかんないでしょうし。

もしトレハロースとクロストリジウム強毒菌の流行に因果関係があるとするならば、取り上げたエントリでも言ったみたいに、人間に与えてみないとわからないのが本当のところですが、でも倫理的に無理だし、地域性もありそうだし、もっと詳細な研究が進むまで、結論は待たないといけないようですね。