めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

小児気管支炎後の喘息リスク要因

このジャーナル、IFは結構高いんですけど、個人的にこの論文は何が言いたいのかよくわからないです・・・・。表1で、気管支炎で入院した群とコントロール群の基本特性を比較していて、表2で気管支炎入院群で現在喘息の群とそうでない群を比較していて、表3で喘息とアトピーの診断時期、表4で気管支炎入院後喘息を発症するリスク因子を多変量解析しているんですが・・・・。

小児気管支炎後の喘息リスクを見たいのであれば、まずは入院群とコントロール群で発症率比較するなりロジ回帰するなりでリスク同定すると思うんですよね。そういう意味では表1は普通の基本特性でいいと思うし、ロジスティック回帰の表4もいいと思うんですが、入院群vsコントロール群の発症比較がないんですよね・・・。なぜ・・・・?そして表4は多変量してるみたいなんですが何で補正してるか書いてない・・・。さらに言うと表1のコントロール群はどこで集めてきたかも書いていない・・・・。

うーん・・・・・。まあとりあえず、喘息家族歴があることと、気管支炎で入院したら喘息気をつけろってことなんでしょうけど、なんかもっと分析の仕方があるんじゃないかと思って、もやもやする論文でした。

Risk factors for asthma after infant bronchiolitis.
www.ncbi.nlm.nih.gov