めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

高額医療費受給者の医療費削除は可能

メディケアの観察研究です。メディケア受給額の上位20%を「高額受給者」と定義して、高齢者以外の障がい者、虚弱高齢者、主要な慢性疾患の複合患者、軽度(minor)の慢性疾患複合患者、単一の慢性疾患患者、比較的健康な人、のグループに分けて解析しています。この6グループで、高額受給者の割合が高いのはもちろん虚弱高齢者、この、高額受給の虚弱高齢者は、メディケア人口全体のわずか4%の割合なのですが、費用としては潜在的に予防可能な総支出の43.9%を占めています。どんなところに費用がかかっているかというと、内訳は、心不全、細菌肺炎、尿路感染症、脱水、COPDまたはぜんそくなどとなっていて、これらを予防することで費用は抑えられるのではとの事。

システムの違いはある(メディケアというシステム自体もだし、アメリカの医療システムそのものについても全く日本と異なる)ので、日本もそうかといわれれば分析してみないとわからないのですが、対象を絞って予防できるところを狙って予防していくというのは、データに基づいていて合理的ではありますよね。日本も分析したらこの辺が大きくなるんだろうか・・・・?

Concentration of Potentially Preventable Spending Among High-Cost Medicare Subpopulations: An Observational Study.
www.ncbi.nlm.nih.gov