めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

インフルエンザ診断キットのメタアナ

従来からある急速なインフルエンザ診断検査(RIDT:traditional rapid influenza diagnostic tests)、デジタルイムノアッセイ(DIA:digital immunoassays )、迅速核酸増幅検査(NAAT:rapid nucleic acid amplification tests)の精度を比較した研究。含まれる研究は162件(RIDT 130件、DIA 19件、NAAT 13件)。A型インフルエンザ検出に関する感度は、RIDTで54.4%、DIAで80.0%、NAATで91.6%、B型ではそれぞれ53.2%、76.8%、95.4%。特異度はすべて98%以上。つまり、DIA検査やNAAT検査は、従来のRIDTと同等の高い特異度で、RIDTよりも高い感度を示していたことになる。あとは値段と使いやすさだと思いますが・・・・。

ちなみに
感度→疾患がある人を疾患あり診断できか、検査結果陰性の時に威力を発揮し、除外診断有用。感度が高い検査=この陰性であればその病気をもっている確率が低い
特異度→疾患がない人を、きちんと健康と診断でるか、検査結果陽性の時に威力を発揮し、確定診断有用。特異度が高い検査=その陽性であれば病気をもっている確率が高い。

理想は感度も特異度も高い検査ですが、そんな万能な検査はそうそうありませぬ。

Diagnostic Accuracy of Novel and Traditional Rapid Tests for Influenza Infection Compared With Reverse Transcriptase Polymerase Chain Reaction: A Systematic Review and Meta-analysis.
www.ncbi.nlm.nih.gov