めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

大気汚染・騒音と出生時体重

ロンドンの研究。こういう環境系の研究って、曝露要因の測定が結構面倒だったりするんですが、最近はチリ情報システム(Geographic Information System、GIS)のおかげで結構正確に測定できるようになってきたんじゃないのかなーという感じです。この研究では、Greater Londonの出生児で、大気汚染と騒音と、体重の関連を約50万人で分析しているんですが、大気汚染では低体重出生と関連してたけど、騒音は関連なしという結果です。50万人・・・。もちろん、移動とかどれくらい屋内にいたかとか、屋内の空気環境とか色々変動要因はあると思うんですが、そうかーという感じです。

曝露要因を考えると、追跡期間が長いだけずれが生じるので、出生児で研究するのはいいアイデアなのかもなーと思ったりしました。あとは職場の環境もあると思うので、そのあたりの実際のずれ部分をこれからどう補って皇族研究が出てくるのかなーと思いました。このあたりの、測定誤差って言うのはテクノロジーがそのうち解決してくれそうな気がします。

Impact of London's road traffic air and noise pollution on birth weight: retrospective population based cohort study.
www.ncbi.nlm.nih.gov