いやあすごいですね・・・ってトライアルです。3-48ヶ月の胃腸炎で救急を受診した小児に対して、プロバイオティクスとプラセボを投与したRCT。アメリカからもカナダからも出ていて、両方載ってます。受診後5日間プロバイオを投与したけど、結果、その後のアウトカムに差なし。アメリカではその後の病院受診だけ有意に減少してるけど、入院とか、デイケアの欠席とかは差なしだし、これは単なるチャンスって考えてもよさそう・・・。ちなみに唯一といっていいくらいの大きな差は、投与したプロバイオの種類が違うこと。カナダがLactobacillus rhamnosus R0011 とL. helveticus R0052、アメリカがLactobacillus rhamnosus GG。まあ型の違いで大差はないかと思いますが。
しかし、よくこんなトライアルできたなあって思うし、同時っていうのもすごいなあって思うし（編集部がタイミング図ってたと思うけど）、あんまりエビデンスない割りに推奨している医療団体があるっていうのにおおう・・・と思いました。
Multicenter Trial of a Combination Probiotic for Children with Gastroenteritis
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1802597
Lactobacillus rhamnosus GG versus Placebo for Acute Gastroenteritis in Children
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1802598?query=featured_home
