なんだかなあ・・・と思うデータです。基本的に、健康な人じゃないとわざわざ文化の違う国に移住しようと思わなかったりするのと、死ぬときは自分の国でというのがあって、移民先の国での移民の死亡率って低いんですけど、なぜか感染症と外因死亡だけ上がってるんですよ・・・・。その理由については特にディスカッションはしていないですし、そもそもこの研究の移民といっても、経済的なものなのか亡命も含むかなのか、収容所の人も入っているかなどデータにばらつきがあるので、昨今の日本で問題になっている移民の死亡の問題の結論は出せないし、欧米での移民政策の帰結とかへの結論でもないわけなのですが・・・。そもそも最近の移民問題以前の研究も多く含まれていますし、日本への移民の研究は入ってなくて、むしろ日本からブラジルに移民した日系の人たちの研究が入っている感じなので・・・・。
それでも、健康で移民に来た人が、なぜか感染症や外因死亡のリスクだけが増えているって、なんだかな・・・と思いました。逆に言えば健康だからこそ弱ってきたら自国で死のうと思うからこそ、外因死亡くらいでしか死ぬリスクが挙がらないはずなんですが・・・・。
Global patterns of mortality in international migrants: a systematic review and meta-analysis
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(18)32781-8/fulltext
