めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

神経科医のバーンアウト

アメリカの神経科医学会に所属する医師を対象にした調査。たん変量解析では男性より女性のほうが、バーンアウトが高く、キャリアの満足度が低いけれども、補正すると変わりないとのこと。ただ、性別の影響は特に週末の回診が結構きいているっぽく、回診を行う週末が多いと女性のバーンアウト・リスクが増えるよう。女性は家庭があるから週末の回診が負担になっている可能性が・・・って日本とアメリカも変わらないんだなあって思いました。あとはバーンアウトの要因は勤務時間の長さとか、他のスタッフのサポートか、そうだよねーって要因が聞いている感じです。

ただ、女性は子どもがいるほうがキャリアの満足度が高いという報告もあるので、今回は男女とも共通の質問紙を使っているし、さらに調査は必要だろう的な感じなのと、これはあくまで学会に所属している神経科医の調査だから他の診療科の医師や他国の医師に当てはまるかはわからない、とのこと。そらそうでしょうね。日本も学会単位で色々なところでやったほうがいいんじゃないかなと思います。勤務時間の調査はしているけど、バーンアウトってあんまりみないし、キャリア満足度はもっとみない気がします。とはいえ、バーンアウトも定義や尺度のカットオフの統一化が必要ってメタアナもあるので、尺度としてとるのはなかなか難しそうではあるのですが・・・。

Age and sex differences in burnout, career satisfaction, and well-being in US neurologists.
www.ncbi.nlm.nih.gov

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