めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

学校給食が肥満を抑制する

パネルデータで、これは前向き研究と言っていいのかな・・・・。Ecological studyの変型みたいなものかなって思うんですが・・・・。

プレスリリースのほうがわかりやすいんですが、

県レベルの給食実施率が 10%増加すると、翌年の過体重の男子の割合は 0.37%(95%信頼区間 0.18-0.56)、肥満の男子の割合は 0.23%(同 0.10-0.37)低下していました。最近の男子中学生の過体重・肥満の割合がそれぞれ約 10%、約 5%であることを踏まえると、給食実施率の 10%増加は、1年で過体重の男子の約 4%(0.37%÷10%)、肥満の男子の約 5%(0.23%÷5%)が減ることを意味します。

とのこと。この割合の低下が0.37、0.23というのがどの程度インパクトなのかはちょっと私にはわかねるんですけど、結構減るもんなんでしょうか・・・・。

あと、この研究としては従来は栄養指導とか食育面で注目されていた給食だけど、生活習慣病の予防という点でも注目できるというのはいいことだと思います。日本の給食は海外の給食に比べて栄養バランスはいいと思いますしね。もちろん給食には格差を縮める働きもあるので、政策としては義務教育の間はどこの都道府県市町村でも給食費まで無料にしてほしいなと思うところです・・・。

Impact of the school lunch program on overweight and obesity among junior high school students: a nationwide study in Japan.
www.ncbi.nlm.nih.gov

news.yahoo.co.jp

東大のプレスリリース
http://www.m.u-tokyo.ac.jp/news/admin/release_20180605.pdf

stumblab.com