心理的苦痛ががん死亡リスクをあげるという研究。16のコホート研究を結合したプール解析の結果なので、結構細かいがんまで見ています。ざっと見ると有意じゃないのはそもそもがん死亡のNが少なくて関連が出ていないだけのようにも見えます。あと、一部コホートはがん罹患もとれるみたいなので、がん罹患も解析していますが、そちらはあまり関連がなかったよう。苦痛を感じているのは環境なのか、そういう感じやすい性格特性をもっているからなのか、そのあたりについてはあまり議論されてなくて、苦痛があると免疫系が－・・・とかいうお話がメカニズムとして取り上げられていました。
Psychological distress in relation to site specific cancer mortality: pooling of unpublished data from 16 prospective cohort studies.
www.ncbi.nlm.nih.gov
