めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

動物/植物性たんぱくの摂取と死亡リスク

医者対象のコホートと、ナース対象のコホートを分析した結果。どちらも参加者は10万人こえ。動物性タンパク質の摂取量と、植物性たんぱく質の摂取量をトータルエネルギー摂取量に対する割合で5分位にそれぞれわけて、最小5分位を基準にした際の他の群の死亡リスクを出しています。動物性タンパク質の割合が高いほど、CVD死亡リスクが上昇しているけど、全死亡、がん死亡、その他の死亡は関連なし。植物性たんぱく質の割合が高いほど、全死亡リスクと、CVD死亡リスクが減少。特に加工肉などは植物性たんぱく質に置き換えた方がいいのかもね、との話なんですが・・・。

うーん、総エネルギー摂取に対する割合を5分位に分けると、植物性たんぱく質は最小群が3%、最大群が6%とかなんですね・・・。これって豆腐とか納豆で換算するとどんなもんなんだろう・・・って考えるとそこまで神経とがらせる必要があるんだろうか・・・むしろ単に動物性タンパクの量を減らせばいいのでは・・・・?と思ったりしました。ちなみに植物性たんぱく質は「Major food contributors to plant protein included bread, cereals, pasta, nuts, beans, and legumes.」と書いてありまして、えーこれってパンとかパスタとか、いわゆる炭水化物だよねえ・・・・とか思ったりしています(もちろんグルテンとかでタンパクが含まれている訳なんですが・・・・)。

栄養疫学の世界って、どれだけ正確に食事を記録できたか、っていうところにつきてしまう部分があるなあ、と個人的には感じていて、栄養素よりも、その食べたもの(トマトとか牛乳とか肉とか)の摂取量でやった方がいいんじゃないかなあ・・・と思ったりします。ちなみに私は、潰瘍性大腸炎の再燃期はパスタもナッツも豆類もだめなんですよねえ・・・。死亡リスク低下には疫学的には!といわれても、お腹壊すの辛いもんなー。

Association of Animal and Plant Protein Intake With All-Cause and Cause-Specific Mortality.
www.ncbi.nlm.nih.gov