失礼ながら、その売り方ではモノは売れません 林 文子 亜紀書房 2005-07-01 by G-Tools |
やる仕事が底を尽きたので、先輩が「自由に読んでいいですから」と言っていた机の上の本をあさりまくりです。「OJTでやりながら仕事を覚える」ということももちろん重要ですが、ある程度のノウハウを理解してから、実際の現場に出ることも重要だと思う。その上でOJTによるフィードバックが重要だと、今までの経験では思うから、この仕事のない期間に読めるものは読んでおこうと、読みながら付箋を張って印象に残った言葉をメモって付箋をはがして・・・の繰り返しです。
以下印象に残った言葉と自分なりのコメントを。
・叱る時も褒める要素を忘れない
→これは重要だと思う。叱ってくれる人ほど大切にした方がいいというのが私の持論*1ですが、それでも叱られるとへこむ。叱られると叱られたという事実だけが頭にこびりついて萎縮してしまいますが、いいところもほめればより印象に残りやすいかなと思いました。ただ、「ほめて伸ばす」「叱って伸ばす」というタイプごとに、「叱ってから褒めるか」「ほめてから叱るか」という順序の違いはつけておかないと、今までの経験上だめかと思いました。○営業に欠かせないもの3つ
・人が好きなこと(人に関心を持つこと)
・勇気を持つこと
→目標に対してプレッシャーを感じない、どんな仕事でも勇気がないと、レベルアップしていかない」「先を恐れて尻込みすれば、現状維持か、ずるずると宣戦が後退するばかり。勇気はここぞという時の踏ん張り。
・積極性
→日常的な姿勢で必要「ふだんの自分なら言わないこと、やらないようなことをすっとやる」○平々凡々に耐えることの難しさ
・繁盛店の達人たちは、自分たちの仕事に飽きがくるということがありません
・はたから見ればルーティンをこなしているように見えて、本人はいつも真剣
・長くトップセールスを続けるのに、一番難しいのが、モチベーションを高く保ち続けること○3K
・感謝
・感動
・感激○女性へのアドバイス
・男性で個人を大事にする人は、相手の性も大事にします。
・女性はどうも理由なく群れがち。少なくとも正義があるのかないのか、それが人と群れる場合の基準です。
・先にも記しましたが、常により大きな視点に立つことを心がける。
・情緒で判断するのではなく、理性で判断すること。
・いつもさわやかに、そして魅力的に。
・人の意見を聞いたら、自分でかみ砕いて、あなた流に言い換えること。
・仕事人間になること、そして家庭人でもあること(これは男性も同じ)。○できる女性の定義
・「使命感を持っていること。仕事であろうと何であろうと、使命感を持った人に誰もかないません。」→「男性も同じ?」
・ちなみに著者の使命は「お客さまに尽くすこと」
以上。
ちなみに昨日の本の人のことも取り上げられていた。営業を見える化したことは画期的だけど、それでもやっぱり営業は人と人とのつながりだと言っている。それにしても、結局努力の人だなと思います。なんだかんだいって「あの人だから覚えてもらえる」とか「あの人だからあれだけ売り上げられる」って言われるその裏には、ものすごい努力や常に問題意識を忘れない姿勢とか、そういう向上心があるんだと思います。
特に、「女性へのアドバイス」がぐっときました。がんばるぞ。
*1:本当に自分のためを思ってくれる人は、褒めるだけじゃない。悪いところを直そうと真摯に叱ってくれます。どうでもいい人は褒めておけばその場を繕えるので、私は叱ったりしません。