めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

断る力

4166606824断る力 (文春新書)
勝間 和代
文藝春秋 2009-02-19

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 実際投稿しているのは7月12日ですが、読了は7月7日七夕です。出張中の新幹線車内で読了。

第1章 総論「断る力」の圧倒的な効用を理解する
 「断る力」がない人たちは自己主張ができない人たち
 「断る力」がないと「2ちゃんねる」で不満をぶちまけてしまう ほか
第2章 ホップ 自分の揺るぎない軸を持つ
 自分の責任を持てるのは自分だけ
 ビートたけしさんの「毒舌」の正体とは? ほか
第3章 ステップ 相手への建設的な影響力を発揮する
 「空気」を読んだ上で無視できる力をつける
 「影響の輪」を常に意識しよう ほか
第4章 ジャンプ 「断る力」で、自分と周囲の好循環を作る
 「断る力」を身につけると、人間関係が目に見えて変わる!!
 人との関わりの中で「自分の軸」が革新していく ほか

 なぜか途中で母校の話がでてきてびっくり。まあ確かに変わった学校ですが・・・とりあえず、印象に残った言葉をめもめも。

三毒追放(妬む、怒る、愚痴るを止めること)
・必要なことは「To Do List(すべきことリスト)」を作ることではなく「Not To Do List(断ること、してはいけないことリスト)」を作ること

→最近同じようなことを言う人に複数であってはっとしました。

・9割は断るからこそ、引き受けた仕事は全力投球・命がけ
・全ての人はエスパーではないのだから、ことばでコミュニケーションしない限り、わかり合えない」
・正しいかどうかは関係ない。あるのは相手の「認識」だけ
・自己確信を育てていけるのは、あくまで自分だけです。「断る力」というのは自分が様々な意見や要望、行動の中から取捨選択することで初めて自分を形作っていくエンジンになるのです。
・自分の才能を伸ばして活躍するほど、必ず周囲から嫉妬は生じる。嫉妬されるぐらいの人になる。
・私たちは自分の扱い方を人に教えている
・メディアに聞かれたことを、素直に答えるだけではいけない。
・上司は思いつきでものを言う


 私は今、自分が学生時代に「断る力」が足りなくて、優先順位としてかなりうえだったのに達成できなかった仕事があります。自分が必要とされることに、自分自身が依存して、当時の自分の優先順位は間違えていたのかもしれない。確かに、当時は「これは私がやらないと他の人が潰れる」と思った仕事でしたが、私がやらなくても誰かがやったのかもしれないと思えなくはない。その分、今はあーと思いながら重石になっている残した仕事をやっておいたほうがよかったのではないかと思う。