めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

コンピューターおばあちゃん

 

 ちょっと過激な発言ですが、年を取ったからパソコンが使えないとか、単なる言い訳だと思う。

 前にどこかに書いたかもしれませんが、私の血のつながりのない大叔母というのがすごかったんです。母方の祖父の弟の奥さんなのですが、7〜8年前、私がまだ大学学部在学中、インターネットが家にある人もそう多くはなかったご時世に、お正月のあいさつにおうちに行ったら「ikura_chan!!聞いて聞いて!インターネット始めたの!メールアドレス教えて!」と言い出したのである。現在90超えた大叔母なので、当時は80すぎたくらい。その場にいた誰もがのけぞりましたよ・・・。大叔母曰く「わからないことがあれば、電気屋さんに電話をかけてすぐきいちゃうの!」だそうで・・・。電気屋さん、ありがとうとしか言えません。メアド教えたらちゃんとメールが来たし、一時期母と大叔母との連絡はパソコンメールだったりしたようだし、老人パワー恐るべしと思いました。年齢って言い訳にはならないんだ、と大学生にして悟った私。

 まあ、大叔母が新しモノ好きという性格もあるのですがね。私の母が「電子辞書って便利で」という会話をしたら、「そんなの私なんて10年以上前から使ってるわよ!ここにおいておいて*1、テレビで分からない言葉が出てくると、さっと引けるから便利〜。」という答えが返ってきて、母は自分の遅さを反省したとかしないとか・・・。

 さらに、88歳、米寿を迎えた頃、大叔父の法事に参加し食事をしている最中に放った一言は「ikura_chan、わたしね、この間ひとりでディスにーランドに行っちゃったの!!」でありました・・・。これには親戚一同目を白黒・・・。一度グループで行って楽しかったけど、何人かで行くと自分の行きたいところに行きたいときに行けないということで、老人ホームをふらっとぬけ行ってきちゃったのだとか。大叔母曰く、あそこはサービスがよいので、ちょっとよろよろしながら歩いていると、真ん中のよい位置ではないものの、ショーとか前に案内してくれたり、食事の容器をスタッフが片付けたりしてくれるので、非常に良かったそう。「年寄りこそああいう所に行くべきよ!」とか言っていたような記憶があるのですが、おばちゃん、さすがにひとりで行くような人はあまりいないよ・・・。

 というわけで、何歳までたっても「何かを学ぶ」姿勢は忘れてはいけないなあと、大叔母の話が出るたびに思うのです。その大叔母はようやくありあまるエネルギーが人並みになってきたようで・・・。いいんだか悪いんだかわかりませんが、いつまでも元気でいてほしいと思います。そしてこの大叔母をいつまでも見習いたいと思います。ちなみに老眼が進んだのと、手が震えてきたので今はパソコンはご無沙汰だとか。もう少し若かったらTwitterとか勧めたのにな。

*1:こたつ付近